特許
J-GLOBAL ID:200903010283339816

微細結晶永久磁石の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-297175
公開番号(公開出願番号):特開平10-125516
出願日: 1996年10月18日
公開日(公表日): 1998年05月15日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 希土類濃度が5at%以下のNd-Fe-B系微細結晶永久磁石の安定した工業生産を可能とする。【解決手段】 特定組成の合金溶湯を液体急冷法等にてアモルファス組織あるいは微細結晶とアモルファスが混在する組織となし、Fe3B型化合物ならびにα-鉄と、Nd2Fe14B型結晶構造を有する化合物相とが共存する微細組織集合体を得る際、合金溶湯としてFe-B-R系合金に0.01〜1at%のCuを加えたものを使用するiHc≧2kOe、Br≧10kGの磁気特性を有し平均結晶粒径が1nm〜50nmである実用に耐える微細結晶集合体を得るための結晶化熱処理温度域を10°C以上拡大することが可能となる。
請求項(抜粋):
Pr、NdまたはDyの1種または2種が1〜5at%のFe-B-R系からなるアモルファス組織あるいは微細結晶とアモルファス組織が混在する急冷合金の結晶化熱処理に際し、組成に伴い変動する組成固有のNd2Fe14B型結晶構造を有する化合物相の結晶化完了温度T1から平均結晶粒径を50nm以下に維持できる温度T2までの結晶化熱処理範囲を10°C/分〜50°C/秒の昇温速度で通過させる結晶化熱処理を施す微細結晶永久磁石の製造方法において、Fe-B-R系合金組成に0.01〜1at%のCuを加えて、前記のNd2Fe14B相の結晶化が完了する固有の温度を10°C以上低下させて、該熱処理温度範囲を10°C以上拡大することを特徴としている微細結晶永久磁石の製造方法。
IPC (3件):
H01F 1/053 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 45/02
FI (3件):
H01F 1/04 H ,  C22C 38/00 303 D ,  C22C 45/02 A
引用特許:
審査官引用 (1件)

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