特許
J-GLOBAL ID:200903010304702770

縞パターン照合装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 京本 直樹 ,  京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-044043
公開番号(公開出願番号):特開平10-240932
出願日: 1997年02月27日
公開日(公表日): 1998年09月11日
要約:
【要約】【課題】 探索縞パターンの方向または位置の一方または両方が特定できない場合にも、探索縞パターンに対応するファイル縞パターンの特徴点を選択して候補対リストを作成できるようにし、またファイル縞パターンと最もよく合致する探索縞パターンの方向および位置を自動的に決定することができるようにする。【解決手段】 探索およびファイル縞パターンの特徴点とを比較するとき、探索およびファイル縞パターンの特徴点の周囲の特徴点との間の距離や方向やリレーションを比較することができるようにし、また、候補対リストのなかの一つの軸候補対の特徴点の方向の差で決まる回転角だけ探索縞パターンを回転させた回転済探索縞パターンとファイル縞パターンの特徴点との方向の差および座標値の差が与えられた条件を満たすときに、偏差平面に候補対値を加算した後、偏差平面上において極大集中部と極大値とを求めて最適整合値を求める。
請求項(抜粋):
探索縞パターンがすでに登録してある複数のファイル縞パターンのうちの一つのファイル縞パターンと同一の縞パターンであるか否かを両者の特徴点を照合することによって判断するため、前記探策縞パターンを入力してその特徴点を抽出する探策縞パターン入力特徴抽出部と、前記探策縞パターン入力特徴抽出部が抽出した前記探策縞パターンの特徴点を記憶する探策縞パターン特徴記憶部と、あらかじめ前記ファイル縞パターンの特徴点を記憶しているファイル縞パターン特徴記憶部と、前記探策縞パターン特徴記憶部に記憶した前記探策縞パターンの特徴点と前記ファイル縞パターン特徴記憶部に記憶してある前記ファイル縞パターンの特徴点との一致性を検査する対検査回路と、前記対検査回路によって前記探策縞パターンの特徴点と前記ファイル縞パターンの特徴点との特徴点が類似すると判断されて候補対となった特徴点の組と候補対値とを記憶する候補対リストと、前記探策縞パターンの特徴点を前記探策縞パターンの画像の原点を中心して一定角度ずつ回転することによって複数個の回転済探策縞パターン特徴点を作成する座標変換回路と、前記座標変換回路が作成した回転済探策縞パターン特徴点を記憶する回転済探策縞パターン特徴記憶部と、候補対リストに記憶した候補対のうち候補対値が一定の条件を満足する候補対を軸候補対とし、前記軸候補対となった前記探策縞パターン特徴点の方向と同じく前記軸候補対となった前記ファイル縞パターンとの方向との差に相当する所定の角度だけ前記探策縞パターンの特徴点を回転させた回転済探策縞パターン特徴点と前記ファイル縞パターン特徴点とを用い、それらの方向の差およびX軸の値の差およびY軸の差がそれぞれ一定の条件を満足するとき、偏差平面上の前記X軸の値の差および前記Y軸の差の位置に候補対値を加える偏差平面記録部とを備え、前記対検査回路において前記探策縞パターン特徴記憶部に記憶してある任意の前記探策縞パターンの特徴点が前記ファイル縞パターン特徴記憶部に記憶してある任意の前記ファイル縞パターンの特徴点と所定の条件で合致する場合にそれらを候補対として前記候補対リストに記憶し、前記候補対リストの中の特定の条件を満足する候補対を軸候補対とし、前記軸候補対の方向の差によって決まる前記回転済探策パターンの特徴点の座標値および方向と前記ファイル縞パターンの特徴点の座標値および方向との差が与えられた条件を満たすときに軸候補対値を前記偏差平面記録部によって偏差平面にX軸の値の差およびY軸の差に加算し、前記軸候補対に関するすべての加算が終了したとき前記偏差平面記録部から極大集中部および極大値を求め、順次に指定される前記軸候補対の回転角とその回転角のときに決定した前記極大値のうちの最大となる前記極大集中部を前記探策縞パターンと前記ファイル縞パターンとの間の最適位置変位とし、前記最適位置変位の求まるときの回転角である最適回転角を最適座標整合量として前記候補対リストの探策縞パターンの特徴点に適用して整合後探策縞パターン特徴点とし、前記整合後探策縞パターン特徴点と前記ファイル縞パターンの特徴点の間で詳細照合を実行することを含むことを特徴とする縞パターン照合装置。

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