特許
J-GLOBAL ID:200903010314423268

車両用暖房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-284044
公開番号(公開出願番号):特開平10-114212
出願日: 1996年10月25日
公開日(公表日): 1998年05月06日
要約:
【要約】【課題】 粘性流体の油温が200°C以上に過上昇することを防止して粘性流体の機械的劣化および熱劣化を防止できるようにする。【解決手段】 エンジン回転速度が粘性流体の油温を考慮した設定エンジン回転速度よりも低速の時にビスカスクラッチ7をオンしてビスカスヒータ9のロータ53にエンジンの回転動力を伝えるようにして、発熱室50内の粘性流体に剪断力が作用し、粘性流体の発生熱により冷却水路51を還流する冷却水を加熱して車室内の暖房能力が向上するようにした。また、エンジン回転速度が粘性流体の油温を考慮した設定エンジン回転速度よりも高速の時には、ビスカスクラッチ7がオンされずビスカスヒータ9のロータ53にエンジンの回転動力が伝わらないので、発熱室50内の粘性流体に剪断力が作用せず、粘性流体の油温が200°C以上に過上昇しないようにした。
請求項(抜粋):
(a)水冷式のエンジンを冷却した冷却水と空気とを熱交換して車室内の暖房を行う暖房用熱交換器と、(b)前記エンジンの回転動力が加わると回転するロータ、およびこのロータに回転動力が加わると剪断力が作用されて熱を発生する粘性流体を内部に収納した発熱室を有し、この発熱室内の粘性流体の発生熱により前記暖房用熱交換器に供給される冷却水を加熱する剪断発熱器と、(c)前記エンジンの回転動力を前記ロータに伝える動力伝達手段と、(d)前記ロータの回転速度に関連する物理量を検出する物理量検出手段を有し、この物理量検出手段で検出した物理量が設定値以上の時に、前記エンジンの駆動負荷を極小となるように前記動力伝達手段を制御する暖房制御手段とを備えた車両用暖房装置。

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