特許
J-GLOBAL ID:200903010413052093

トリポード型等速ジョイント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-140361
公開番号(公開出願番号):特開平9-324822
出願日: 1996年06月03日
公開日(公表日): 1997年12月16日
要約:
【要約】【目的】 ジョイント角を付した状態での回転力の伝達時に、トラニオン8を介してトリポード5を固定した回転軸に加わる軸方向の力を低減し、振動の発生を抑える。【構成】 回転力の伝達時にローラ9の外周面は、アンカ側のガイド面11に当接した状態のまま、揺動運動を行なう。このガイド面11の幅方向中央部で上記ローラ9の外周面が当接する中央転動面部12の曲率半径R2 を、ローラ9外周面の曲率半径R0 よりも十分に大きくする。更に、この中央転動面部12の両側に、ローラ9外周面の曲率半径R0 と同じかこの曲率半径R0 よりも僅かに大きな曲率半径R1 、R1 を有する案内面部13、13を設ける。
請求項(抜粋):
第一の回転軸の端部に固定される、軸方向一端側が開口した中空筒状のハウジングと、このハウジングの内周面に円周方向に亙って等間隔に形成された3個の凹部と、これら各凹部の内面で互いに対向する部分に、それぞれ上記ハウジングの軸方向に亙って、各凹部毎に1対ずつ形成された、円筒凹面状のガイド面と、上記3個の凹部内に進入する3本のトラニオンを外周面に円周方向に亙って等間隔に固設し、第二の回転軸の端部に固定されるトリポードと、それぞれ上記各トラニオンの外周面に回転自在に、且つ各トラニオンの軸方向に亙る若干の変位を自在に支持された、それぞれの外周面が球状凸面である3個のローラとを備えたトリポード型等速ジョイントに於いて、少なくともアンカ側のガイド面は、幅方向中央部分に上記各ローラの外周面の曲率半径よりも十分に大きな曲率半径を有する中央転動面部を、幅方向両側部分にそれぞれが上記各ローラの外周面の曲率半径と同等若しくはこの曲率半径よりも僅かに大きな曲率半径を有する1対の案内面部を、それぞれ備え、上記中央転動面部の幅方向両端縁と上記各案内面部の端縁とを滑らかに連続させたものである事を特徴とするトリポード型等速ジョイント。

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