特許
J-GLOBAL ID:200903010415754516

硫酸カルシウムを含む溶解を制御されたペレット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平木 祐輔 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-526989
公開番号(公開出願番号):特表平11-501628
出願日: 1996年03月04日
公開日(公表日): 1999年02月09日
要約:
【要約】本発明は硫酸カルシウムの制御された放出、並びに薬剤または農薬のような硫酸カルシウムマトリックスへの添加剤の制御された放出に関する。制御された放出は、硫酸カルシウムを含むペレットにより得られる。該ペレットは、実質的にα-硫酸カルシウム半水和物からなる粉末、水を含む溶液及び、任意に、添加剤及び実質的にβ-硫酸カルシウム半水和物からなる粉末を混合して混合物を形成し、前記混合物をペレットに成形することを含む方法により製造され、前記のα-硫酸カルシウム半水和物及びβ-硫酸カルシウム半水和物粉末は、BET表面積、密度、平均粒子サイズ、及び純度等の特性について特定の値を有する。硫酸カルシウムペレットの溶解速度は、β-硫酸カルシウム半水和物粉末のα-硫酸カルシウム半水和物粉末に対する重量比を0〜約3の範囲で変化させることにより制御される。本発明はさらに、薬剤とともに製造されたペレットをヒトまたは動物に移植することによる、薬剤をin vivoでデリバリーする方法も提供する。
請求項(抜粋):
制御可能な溶解速度を有するペレットであって、前記ペレットは硫酸カルシウムを含み、(a) 実質的にα-硫酸カルシウム半水和物からなる粉末及び、任意に、実質的にβ-硫酸カルシウム半水和物からなる粉末を水を含む溶液と混合して混合物を形成し、(b) 前記混合物をペレットに成形すること、を含む方法により製造され、前記の実質的にα-硫酸カルシウム半水和物からなる粉末は、98重量%硫酸カルシウム半水和物より高い純度、約0.4 m2/g〜約0.9 m2/gの範囲のBET表面積、約2.73〜約2.80 g/cm3の範囲の密度、約16μm〜約22μmの平均粒子サイズを有し、実質的にα-硫酸カルシウム半水和物からなる粉末の90〜95重量%は約1μm〜約45μmの粒子サイズ分布を有するものであり、前記の実質的にβ-硫酸カルシウム半水和物からなる粉末は、98重量%硫酸カルシウム半水和物より高い純度、約4.5 m2/g〜約7.5 m2/gの範囲のBET表面積、約2.5 g/cm3〜約2.6 g/cm3の範囲の密度、及び約10μm〜約15μmの平均粒子サイズを有し、溶解速度は、実質的にβ-硫酸カルシウム半水和物からなる粉末の実質的にα-硫酸カルシウム半水和物からなる粉末に対する重量比を0〜約3に変化させることにより制御される、前記ペレット。
IPC (3件):
A61K 47/02 ,  A61K 9/00 ,  A61K 9/22
FI (3件):
A61K 47/02 C ,  A61K 9/00 G ,  A61K 9/22 D
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 特開平2-014862
  • 特開昭63-154789
  • 特開平3-205334
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審査官引用 (5件)
  • 特開平2-014862
  • 特開昭63-154789
  • 特開平3-205334
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引用文献:
審査官引用 (3件)
  • 石膏石灰ハンドブック, 1972, pp.104〜114
  • CLINICAL ORTHOPAEDICS AND RELATED RESEARCH, 1982, No.167, pp.263-268
  • CLINICAL ORTHOPAEDICS AND RELATED RESEARCH, 1992, No.282, pp.241-249

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