特許
J-GLOBAL ID:200903010443278770

テレフタル酸コポリアミドの高圧製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷 義一 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-501146
公開番号(公開出願番号):特表平8-500150
出願日: 1994年06月08日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】(1) テレフタル酸とテレフタル酸およびイソフタル酸の混合物群とから選択される芳香族カルボン酸と、(2) ヘキサメチレンジアミンおよび2-メチルペンタメチレンジアミンの混合物からなる脂肪族ジアミンとの重合プロセスである。重合プロセスは、少なくとも約2.15MPaの圧力下で少なくとも約40分間保持し、得られたコポリアミドが、アニールされたときに、320°Cを超える画分が全重量の1重量%未満であるようにする。これより低い圧力で時間が短いと、高融点画分が生成される傾向にある。
請求項(抜粋):
1.(a) テレフタル酸とテレフタル酸およびイソフタル酸の混合物群とから選択される芳香族カルボン酸と、ヘキサメチレンジアミンおよび2-メチルペンタメチレンジアミンの混合物からなる脂肪族ジアミンと、からなる混合物の塩水溶液を反応容器に充填するステージ、 (b) 前記塩水溶液を少なくとも約2.15MPaの圧力下で少なくとも約40分間加熱し、反応容器から水および他の揮発物を排出するステージ、 (c) 前記反応容器内の圧力を大気圧まで下げるステージ、 (d) ステップ(b)および(c)で前記反応容器内に混合物が過剰に泡立たないように制御するステージ、および (e) 前記反応容器から得られたコポリアミドを排出するステージ、 を含む重合工程からなることを特徴とするコポリアミドの製造方法。2. 請求の範囲第1項において、ステージ(b)の圧力が少なくとも約2.28MPaであるコポリアミドの製造方法。3. 請求の範囲第1項または第2項において、ステージ(b)の時間が少なくとも60分であるコポリアミドの製造方法。4. 請求の範囲第3項において、ステージ(b)の時間が少なくとも約90分であるコポリアミドの製造方法。5. テレフタル酸およびヘキサメチレンジアミンのコポリアミドの製造方法であって、 (a) テレフタル酸とテレフタル酸およびイソフタル酸の混合物群とから選択される芳香族カルボン酸と、ヘキサメチレンジアミンおよび2-メチルペンタメチレンジアミンの混合物からなる脂肪族ジアミンと、からなる混合物の塩水溶液を反応容器に充填するステージ、 (b) 前記塩水溶液を圧力をかけて加熱し、反応容器から水および他の揮発物を排出するステージ、 (c) 前記反応容器内の圧力を大気圧まで下げるステージ、 (d) ステップ(b)および(c)で前記反応容器内に混合物が過剰に泡立たないように制御するステージ、および (e) 前記反応容器から得られたコポリアミドを排出するステージ、を含み、アニール後の融点が320°Cを越える画分が約2%を越えるコポリアミドを得るプロセスを、反応容器をクリーンアウトすることなく、複数回バッチ処理し、 前記ステージ(b)での圧力を少なくとも約2.15MPa保持することを特徴とするコポリアミドの製造方法。6. 請求の範囲第5項において、ステージ(b)を少なくとも約2.15MPaの圧力下で少なくとも約40分間保持するコポリアミドの製造方法。7. 請求の範囲第6項において、ステージ(b)を少なくとも60分間保持するコポリアミドの製造方法。8. 請求の範囲第1項〜第7項の何れかにおいて、ステージ(c)がさらに、減圧下で混合物を反応容器中に保持するステップを含むコポリアミドの製造方法。9. 請求の範囲第1項〜第8項の何れかにおいて、製造されたコポリアミドの固有粘度が、少なくとも約0.6dL/gとなるように、各ステージを制御するコポリアミドの製造方法。10. 請求の範囲第1項〜第8項の何れかにおいて、製造されたコポリアミドの固有粘度が、少なくとも約0.8dL/gとなるように、各ステージを制御するコポリアミドの製造方法。11. 請求の範囲第1項〜第10項の何れかにおいて、コポリアミドが部分的に結晶性コポリアミドであるコポリアミドの製造方法。
IPC (2件):
C08G 69/26 NSG ,  C08G 69/28 NSB

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