特許
J-GLOBAL ID:200903010502412494

抗菌性材料

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-514124
公開番号(公開出願番号):特表平9-505112
出願日: 1994年11月01日
公開日(公表日): 1997年05月20日
要約:
【要約】抗菌性のコーティングおよび粉末並びに医療機器の上へのこれらの形成法が記載されている。該コーティングは、有利に、抗菌性の作用を生じるのに十分な金属イオンの放出が達成されるように、コーティング中に原子の無秩序状態を生じさせるための蒸着技術によって、抗菌性の生物学的適合性金属を析出させることによって形成されている。原子の無秩序状態を達成するための好ましい析出条件には、標準的な支持体温度よりも低い支持体温度、標準的な作業ガス圧よりも高い作業ガス圧およびコーティングフラックスの標準的な入射角度よりも低い入射角度が含まれている。蒸着によって成形されるかまたは原子の無秩序状態を生じさせるための機械的加工によって変化された抗菌性の粉末も得られる。更に、コーティングまたは粉末の抗菌性の作用は、γ線のような放射線の低い線状エネルギー伝達形態を用いる照射によって達成されるかまたは向上させることができる。定義された新規の抗菌性銀材料は、プラスの静止電圧、0.33未満のTrec/Tmおよび200nm未満の粒度を有することによって特徴付けられる。抗菌性の微粒状またはナノサイズの結晶性材料は、製造方法と一緒に記載されており、この場合、抗菌性金属は、他の生物学的適合性金属(例えばTa)のような異なる金属の原子または分子、トラップされたかまたは吸着された酸素または抗菌性金属または生物学的適合性金属(例えばAgOまたはTaO)の化合物と一緒にマトリクス中に析出される。また、本発明は、Ag+、Ag2+およびAg3+以外の銀錯イオンを形成する銀材料を用いて抗菌性の作用を生じる方法に関するものである。
請求項(抜粋):
1つまたはそれ以上の抗菌性の金属を含有する抗菌性材料を製造するための方法において、この方法が、原子の無秩序状態が、標準的な秩序を有する結晶状態での材料と比べて増大した割合で、アルコールまたは水を基礎とする電解質の中へ少なくとも1つの金属の原子、イオン、分子またはクラスターを持続的に放出する材料中で保持されているような程度で、拡散移動を制限する条件下で、1つまたはそれ以上の抗菌性の金属を含有する材料中に原子の無秩序状態を生じさせ、少なくとも1つの抗菌性の金属が、局在化された抗菌性の作用を提供するのに十分な濃度で放出されるような程度で、放射線の低い線状エネルギー伝達形態を用いて該材料に照射することからなるものであることを特徴とする、抗菌性材料の製造法。
IPC (8件):
C23C 14/58 ,  A01N 59/00 ,  A01N 59/16 ,  A01N 59/20 ,  A61L 2/16 ,  C23C 14/06 ,  C23C 14/14 ,  C23C 14/35
FI (9件):
C23C 14/58 C ,  A01N 59/00 Z ,  A01N 59/16 A ,  A01N 59/16 Z ,  A01N 59/20 Z ,  A61L 2/16 A ,  C23C 14/06 L ,  C23C 14/14 D ,  C23C 14/35 Z
引用特許:
審査官引用 (1件)

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