特許
J-GLOBAL ID:200903010508332301

電界放出素子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 丸山 敏之 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-516899
公開番号(公開出願番号):特表平8-510588
出願日: 1993年12月15日
公開日(公表日): 1996年11月05日
要約:
【要約】電界放出素子は、アノード(1)とカソード(2)を具え、両方が、誘電体材料から形成される基体(3)上に置かれ、アノード(1)は、対向するカソード(2)の縁の高さ(BB)より下方の高さ(AA)に置かれる。
請求項(抜粋):
(1)アノード(1)とカソード(2)を具え、誘電体から形成された基体(3)にその両方を載置する電界放出素子において、 アノード(1)が、カソード(2)の縁の高さ(BB)より下の高さ(AA)に置かれ、該縁が前記アノード(1)に対向していることを特徴とする電界放出素子。(2)誘電体材料からなる第1層(5)が、アノード(1)とカソード(2)の間に挟まれ、貫通の窓(6)が前記層(5)に形成され、一方、アノード(1)と対向するカソード(2)の縁がエミッタ(4)として働くことを特徴とする、請求項1に規定する電界放出素子。(3)誘電体層(5)に形成される窓(6)が、その幾何学的寸法により、カソード(2)において形成される窓(6)よりも大きいことを特徴とする、請求項2に規定する電界放出素子。(4)アノード(1)の表面は、窓(6)の領域に置かれた膨らみ(7)を有することを特徴とする、請求項2及び3に規定する電界放出素子。(5)エミッタ(4)として働くカソード(2)の縁は、歯を付けることを特徴とする、請求項1乃至4のうち何れか1つに規定する電界放出素子。(6)カソード(2)の縁の隣接する歯(8)が間隙によって分けられることを特徴とする、請求項5に規定する電界放出素子。(7)カソード(2)の縁の各歯(8)は、負荷抵抗(9)を介してカソード(2)自身と接続されることを特徴とする、請求項5及び6に規定する電界放出素子。(8)カソード(2)の材料と共に、ショットキー障壁を形成するある材料からなる層(10)が、カソード(2)の表面上で、エミッタ(4)として働く縁の近傍に配置されることを特徴とする、請求項1乃至7のうち何れか1つに規定する電界放出素子。(9)導電体材料からなる第1層(11)が、アノード(1)周辺の基体(3)と誘電体層(5)の間に挟まれることを特徴とする、請求項2乃至8のうち何れか1つに規定する電界放出素子。(10)アノード(1)に密接して置かれる、導電体材料からなる第1層(11)の縁(12)は、エミッタ(4)の方へ曲げられていることを特徴とする、請求項9に規定する電界放出素子。(11)誘電体材料からなる第2層(13)が、窓(6)の領域におけるカソード(2)の表面へ付加され、且つ導電体材料からなる第2層(14)が、前記層(13)上に載置されることを特徴とする、請求項8に規定する電界放出素子。(12)窓(6)の領域に置かれる、導電体材料からなる第2層(14)の縁(15)が、エミッタ(4)の方へ曲げられることを特徴とする、請求項11に規定する電界放出素子。(13)誘電体材料からなる第2層(13)が、窓(6)の領域におけるカソード(2)の表面へ付加され、且つ導電体材料からなる第2層(14)が、前記層(13)上に載置されることを特徴とする、請求項9及び10に規定する電界放出素子。(14)高い2次放出率を有する材料からなる第1層(16)が、アノード(1)の表面へ付加されることを特徴とする、請求項13に規定する電界放出素子。(15)蛍光体層(17)が、窓(6)の領域における導電体材料からなる第2層(14)の表面へ付加されることを特徴とする、請求項14に規定する電界放出素子。(16)高い2次放出率を有する材料からなる第2層(17')が、導電体材料からなる第2層(14)の表面へ付加されることを特徴とする、請求項14に規定する電界放出素子。(17)導電体材料からなる第2層(14)の縁(15)が、エミッタ(4)の方へ曲げられることを特徴とする、請求項13、15、及び16に規定する電界放出素子。(18)蛍光体層(18)が、アノード(1)の表面へ付加されることを特徴とする、請求項1乃至13及び請求項17のうち何れか1つに規定する電界放出素子。(19)窓(6)の領域におけるアノード(1)と基体(3)が、光学的に透明な材料から形成されることを特徴とする、請求項18に規定する電界放出素子。(20)高い光の反射係数を有する材料からなる層(20)が、窓(6)の領域におけるアノード(1)の表面へ付加されることを特徴とする、請求項18に規定する電界放出素子。(21)負の電子親和力を有する材料からなる層(19)が、エミッタ(4)として働くカソード(2)の縁へ付加されることを特徴とする、請求項1乃至20のうち何れか1つに規定する電界放出素子。(22)窓(6)の領域における基体(3)が凹みを有し、アノード(1)が前記凹みに置かれることを特徴とする、請求項2乃至21のうち何れか1つに規定する電界放出素子。(23)熱カソードが窓(6)の近傍に置かれることを特徴とする、請求項2乃至22のうち何れか1つに規定する電界放出素子。(24)窓(6)の領域におけるアノード(1)は、伝導形式が異なる2以上の半導体層(21,22)から形成されることを特徴とする、請求項1乃至13及び17のうち何れか1つに規定する電界放出素子。(25)アノード(1)とカソード(2)は、相互に交差するリボン状に形成され、誘電体層(5)によって分け隔てられ、且つ窓(6)は、前記リボンの交差する地点で置かれることを特徴とする、請求項2乃至24のうち何れか1つに規定する電界放出素子。(26)ショットキー障壁を形成する材料からなる層(10)は、アノード(1)のリボンに平行に配列されるリボンとして形成されることを特徴とする、請求項8及び25に規定する電界放出素子。(27)導電体材料からなる層(11,14)もまた、アノード(1)のリボンの少なくとも一方の上に置かれるリボンとして形成されることを特徴とする、請求項25に規定する電界放出素子。(28)互いに平行に配列されるリボンとして形成される複数のアノード(1)と、互いに平行で且つ前記アノード(1)のリボンと交差するように配列されるリボンとして形成される複数のカソード(2)とを具えて、アレイを形成することを特徴とする、請求項25、26、及び27に規定する電界放出素子。(29)同じリボン形式のカソード(2)に属する窓(6)の位置でのアノード(1)の表面は、蛍光体層(18)で覆われ、該層(18)は、隣接の蛍光体層とは発光色が異なることを特徴とする、請求項28に規定する電界放出素子。(30)フィラメント形状の熱カソードが、アレイ表面の上に形成され、前記フィラメントが、互いに平行に、且つアノード(1)に沿って配列されることを特徴とする、請求項28に規定する電界放出素子。(31)電子の電界放出という概念に基づいて機能し、リボン形式のアノード(1)と、リボン形式のカソード(2)と、リボン形導電体層(11、14)と、カソード(2)の材料と共にショットキー障壁を形成するリボン形の層(10)との境界線に沿って置かれる電子スイッチ(23)を具えることを特徴とする、請求項30に規定する電界放出素子。
IPC (2件):
H01J 1/30 ,  H01J 31/12
FI (2件):
H01J 1/30 Z ,  H01J 31/12 C

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