特許
J-GLOBAL ID:200903010586430875

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-214986
公開番号(公開出願番号):特開平8-338271
出願日: 1995年08月23日
公開日(公表日): 1996年12月24日
要約:
【要約】【課題】内燃機関のバルブタイミング制御装置において、実位相を目標位相に保持するための保持制御から機構上の公差や経時変化の影響を排除し、その保持制御を修正するための学習制御を学習の最初から最適化する。【解決手段】油圧式の可変機構(VVT)25はバルブオーバラップを変更するためにバルブタイミングを変更する。電磁弁55はVVT25に供給される油圧を制御する。電子制御装置(ECU)80はエンジン1の運転状態に適合したバルブオーバラップを得るために、実位相が運転状態に応じた目標位相に合致するように油圧制御弁(LSV)55を制御する。実位相が目標位相に近似したとき、ECU80はその時点の位相を保持するためにLSV55を保持制御する。ECU80は最初に学習を開始したときに、学習値をバルブオーバラップが小さくなる初期値に初期化する。
請求項(抜粋):
内燃機関の燃焼室に通じる吸気通路及び排気通路のそれぞれを開くために前記内燃機関の出力軸の回転に同期して作動する吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方のバルブタイミングを前記内燃機関の運転状態に応じて制御することにより、バルブオーバラップを制御するようにしたバルブタイミング制御装置であって、前記バルブオーバラップを変更するために、油圧により駆動されることにより前記両バルブの少なくとも一方のバルブタイミングの位相を連続的に変更可能とする可変機構と、前記可変機構を駆動するために同可変機構に油圧を供給すると共にその油圧を調整可能とした油圧供給手段と、前記内燃機関の運転状態を検出するための運転状態検出手段と、前記バルブタイミングの制御に係る目標の位相を前記運転状態検出手段の検出結果に基づいて算出するための目標位相算出手段と、前記可変機構により変更されるバルブタイミングの実際の位相を検出するための実位相検出手段と、前記内燃機関の運転状態に適合した前記バルブオーバラップを得るために、前記実位相検出手段により検出される前記実際の位相が前記目標位相算出手段により算出される前記目標の位相に近似するように前記油圧供給手段を制御することにより前記可変機構を制御する実位相制御手段とを備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記実位相制御手段の制御により前記実際の位相が前記目標の位相に近似したときに、そのときのバルブタイミングの位相が保持されるように前記油圧供給手段を制御することにより前記可変機構を制御するための保持制御手段と、前記実位相制御手段の制御により前記バルブタイミングの位相がある状態を継続するときに、前記目標の位相と前記実際の位相とを比較することにより前記保持制御手段による制御の結果を評価し、その評価に基づいて前記保持制御手段の制御を修正するための学習値を学習するための学習制御手段と、前記学習制御手段により最初の学習に適用されるべき前記学習値に係る初期値を、前記バルブオーバラップが相対的に小さくなる方向へ前記可変機構を制御するための値として記憶する初期値記憶手段とを備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
IPC (4件):
F02D 13/02 ,  F01L 1/34 ,  F02D 45/00 322 ,  F02D 45/00 340
FI (5件):
F02D 13/02 G ,  F01L 1/34 C ,  F01L 1/34 Z ,  F02D 45/00 322 C ,  F02D 45/00 340 C

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