特許
J-GLOBAL ID:200903010607222607

CFT柱を有する防火区画体における延焼防止構造及びその延焼防止方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 仁士
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-196617
公開番号(公開出願番号):特開2002-013225
出願日: 2000年06月29日
公開日(公表日): 2002年01月18日
要約:
【要約】【課題】CFT柱(コンクリート充填鋼管柱)を有する防火区画体において、CFT柱を介してなされる熱伝導による延焼を効果的に阻止し、延焼防止性能の確保を図り、CFT柱を無耐火被覆で使用できるようにすること。【解決手段】CFT柱と防火壁との接合部において不燃性素材の断熱版を設置し、断熱板の熱遮蔽作用によりこの区間を火災熱の内部コンクリートへの放熱区間とし、この放熱区間を少なくとも300mmに保つとともに、断熱版の熱伝導率を0.2以下、断熱版の厚さを20mm以上とする。
請求項(抜粋):
中空の柱状の鋼管内にコンクリートが充填打設されてなるコンクリート充填鋼管柱と該コンクリート充填鋼管柱に連設され不燃あるいは難燃性素材からなる防火壁とからなり、火災の延焼を遮断する防火区画体において、前記コンクリート充填鋼管柱と前記防火壁との接合部位の全高にわたって、該コンクリート充填鋼管柱と該防火壁の該コンクリート充填鋼管柱への対向端部との間に所定の熱伝導率と厚さを有する不燃性素材の断熱版が、前記コンクリート充填鋼管柱の鋼管の表面及び前記防火壁に密接状態を保って配され、前記コンクリート充填鋼管柱の鋼管の表面に密接する前記断熱版及び防火壁の端面の当接区間を、火災時に鋼管に伝導する高温が鋼管内のコンクリートに放熱される放熱区間となし、この放熱区間の距離は前記防火壁の幅を超え、かつ少なくとも300mmに保つとともに、次の条件:鋼管の厚さ:50mm以下断熱版の熱伝導率:0.2kcal/m h °C以下断熱版の厚さ:20mm以上を採る、ことを特徴とするコンクリート充填鋼管柱を有する防火区画体における延焼防止構造。
IPC (2件):
E04B 1/94 ,  A62C 2/06 509
FI (2件):
E04B 1/94 P ,  A62C 2/06 509
Fターム (15件):
2E001DD01 ,  2E001DE01 ,  2E001FA02 ,  2E001FA03 ,  2E001GA07 ,  2E001GA52 ,  2E001GA62 ,  2E001HA01 ,  2E001HA03 ,  2E001HA04 ,  2E001HA21 ,  2E001HA32 ,  2E001HA33 ,  2E001HB02 ,  2E001LA04
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 防火区画の延焼防止方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-179767   出願人:株式会社竹中工務店
  • 耐火構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-158231   出願人:清水建設株式会社
  • 構造体の耐火被覆構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-281876   出願人:株式会社竹中工務店

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