特許
J-GLOBAL ID:200903010629714511

周波数シンセサイザ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-289422
公開番号(公開出願番号):特開平5-102849
出願日: 1991年10月09日
公開日(公表日): 1993年04月23日
要約:
【要約】【目的】 周波数切替時に生ずる過渡応答を軽減して周波数切替の高速化と周波数安定化を図るとともに小形化を実現する。【構成】 VCO4の出力周波数を固定分周する分周器5と基準発振器1の出力をそれぞれ第1及び第2のAND回路2,6の一方の入力とし、周波数切替時に所定の時間閉ループ動作を行わせその後開ループ動作を行わせる開/閉ループ切替信号を第1,第2のAND回路2,6の他方の入力に与えて、カウンタ3と数値制御発振器7から基準位相信号ψと帰還位相信号φを生成出力させ位相比較回路8によってディジタル信号処理による直接位相比較を行わせるように構成した。
請求項(抜粋):
電圧制御発振器の出力を分周した帰還信号と基準発振器からの基準信号とを位相比較しその出力を前記電圧制御発振器の制御電圧として出力周波数を任意に可変設定できる位相同期ループ構成による周波数シンセサイザにおいて、前記基準発振器からの基準クロックを一方の入力とし外部より供給される開ループ/閉ループ切替信号を他方の入力として閉ループ動作時には基準クロックを出力し開ループ動作時には基準クロックを停止する第1のANDゲート回路と、該第1のANDゲート回路からの基準クロックを分周することにより基準位相信号ψを生成するカウンタと、前記電圧制御発振器の出力周波数を1/P(P≧1)に固定分周する固定分周器と、該固定分周器の出力を一方の入力とし前記開ループ/閉ループ切替信号を他方の入力として閉ループ動作時には前記固定分周器の出力クロックを出力し開ループ動作時には出力クロックを停止する第2のANDゲート回路と、該第2のANDゲート回路の出力クロックのタイミングに従って、外部から入力される所定の位相増加ステップ値を積算した位相積算出力の2πラジアンを法とするディジタル値を帰還位相信号φとして出力する数値制御発振器と、前記カウンタからの基準位相信号ψと前記数値制御発振器からの帰還位相信号φとを入力し、式ε=[{(ψ-φ)+3π}mod2π]-π(但し{・}mod2πは、2πラジアンで除したときの剰余)に従って得られる出力範囲が(-π〜π)ラジアンの位相誤差信号εを出力する位相比較回路と、前記開ループ/閉ループ切替信号に従って前記位相比較回路からの位相誤差信号εを平均化した値外1を、開ループ動作開始後の所定の時間出力する平均化回路と、該平均化回路からの平均化した値外1をディジタルフィルタリングを行って出力値ε’を出力するリカーシブフィルタと、前記ε,外1及びε’を入力し、前記開ループ/閉ループ切替信号により、閉ループ動作中はεを、開ループ動作中は外1を、更に予め定めたスロット数後の開ループ動作中はε’を、それぞれ切替出力する切替器と、該切替器の出力をアナログ値に変換するD/A変換器と、該D/A変換器の出力に含まれる量子化雑音成分を除去して前記電圧制御発振器の制御電圧入力とする低域ろ波器とを備えたことを特徴とする周波数シンセサイザ。【外1】
IPC (2件):
H03L 7/18 ,  H03L 7/10
FI (2件):
H03L 7/18 Z ,  H03L 7/10 A

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