特許
J-GLOBAL ID:200903010632901772

ニッケル含有廃液スラッジからのニッケル塩の回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 松本 悦一 ,  椎名 彊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-181997
公開番号(公開出願番号):特開2005-015272
出願日: 2003年06月26日
公開日(公表日): 2005年01月20日
要約:
【課題】ニッケル含有廃液スラッジから100%近い高回収率でニッケルを回収することができ、しかも僅かな消費エネルギーで処理でき、埋立や水域などの環境への廃棄物排出量をゼロにすることができるニッケル塩の回収方法を提供する。【解決手段】ニッケル含有廃液スラッジに酸を添加して固形分を溶解した後、炭酸カルシウムを添加し、該スラッジ溶解液に含有される鉄分(Fe3+、Fe2+)のうちFe2+をFe3+に酸化したうえでpH調整および濾過することにより鉄含有石膏を除去してニッケル原液とする。該ニッケル原液に水酸化カルシウムを添加してpH調整することによりニッケル含有石膏を生成し、塩素分を系外に排出する。該ニッケル含有石膏に酸を添加して水酸化ニッケルを溶解し、冷却晶析処理を施してニッケル塩結晶を晶析させて回収し、該ニッケル塩結晶の晶析後の残液を循環処理することを特徴とするニッケル含有廃液スラッジからのニッケル塩の回収方法。【選択図】図1
請求項(抜粋):
ニッケル含有廃液スラッジに酸を添加して固形分を溶解し、該スラッジ溶解液に炭酸カルシウムを添加するとともに、該スラッジ溶解液に含有される鉄分(Fe3+、Fe2+)のうちFe2+をFe3+に酸化したうえでpH調整および濾過することにより鉄含有石膏を除去してニッケル原液とし、該ニッケル原液に水酸化カルシウムを添加してpH調整することにより塩素分を液側に、ニッケル分を固形分側に分配・分離してニッケル含有石膏を生成し、該ニッケル含有石膏に酸を添加して水酸化ニッケルを溶解し、ニッケル分を抽出してニッケル塩溶液とし、該ニッケル塩溶液に冷却晶析処理を施してニッケル塩結晶を晶析させて回収し、該ニッケル塩結晶の晶析後の残液を循環処理することを特徴とするニッケル含有廃液スラッジからのニッケル塩の回収方法。
IPC (7件):
C01G53/00 ,  B01D9/02 ,  C01G53/10 ,  C02F11/00 ,  C22B3/44 ,  C22B7/00 ,  C22B23/00
FI (18件):
C01G53/00 B ,  B01D9/02 601C ,  B01D9/02 602B ,  B01D9/02 604 ,  B01D9/02 606 ,  B01D9/02 608B ,  B01D9/02 611A ,  B01D9/02 613 ,  B01D9/02 614 ,  B01D9/02 615A ,  B01D9/02 619A ,  B01D9/02 625Z ,  C01G53/10 ,  C02F11/00 B ,  C02F11/00 C ,  C22B7/00 H ,  C22B23/04 ,  C22B3/00 Q
Fターム (29件):
4D059AA11 ,  4D059AA18 ,  4D059AA19 ,  4D059BC02 ,  4D059BE14 ,  4D059BE37 ,  4D059BF02 ,  4D059BF12 ,  4D059BF13 ,  4D059BF14 ,  4D059BH04 ,  4D059BH07 ,  4D059BH08 ,  4D059DA03 ,  4D059DA05 ,  4D059DA32 ,  4D059DA33 ,  4D059DA38 ,  4D059DA44 ,  4D059EB05 ,  4G048AA10 ,  4G048AB08 ,  4G048AE02 ,  4K001AA19 ,  4K001BA21 ,  4K001DB02 ,  4K001DB22 ,  4K001DB23 ,  4K001DB38
引用特許:
出願人引用 (9件)
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審査官引用 (9件)
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