特許
J-GLOBAL ID:200903010654561088

A/D変換回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 梶山 佶是 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-214647
公開番号(公開出願番号):特開平6-037637
出願日: 1992年07月20日
公開日(公表日): 1994年02月10日
要約:
【要約】【目的】無調整であっても、製造ばらつきに対応した高速動作が可能な構成のA/D変換回路を実現する。【構成】タイミング信号発生回路は、A/D変換処理回路の比較回路(1,2等)と同形の検出回路10,20を有する。そして、比較回路のコンデンサC等の充放電時定数の大きいものに対応して、検出回路10,20のコンデンサC13,C23の充放電の時定数が定められる。これにより、比較回路の最遅の動作時間と検出回路の動作時間が対応する。その結果、タイミング信号Φ3は、無駄の多い固定された時間の経過によってではなくて、A/D変換回路ごとの動作速度のばらつきにも対応してA/D変換処理の終了タイミングを示すことができる。
請求項(抜粋):
受けた入力電圧信号と抵抗分圧により発生した基準電圧とを選択的にコンデンサを介して比較する複数の比較回路がタイミング信号に応じて並列に動作する並列比較型のA/D変換回路において、前記比較回路と実質的に同一構造のものであって抵抗分圧により発生した第1,第2の比較電圧を比較する第1の検出回路と、前記比較回路とほぼ同形であって抵抗分圧により発生した第3,第4の比較電圧(又は前記第1,第2の比較電圧)を比較する第2の検出回路と、を具備して前記第1の検出回路の出力と前記第2の検出回路の出力との示すタイミングから前記タイミング信号に対する変換終了のタイミングを示す信号を発生するタイミング信号発生回路を備え、前記第1,第2の比較電圧発生用抵抗と前記第1の検出回路のコンデンサとの放電時定数が前記複数の比較回路の中で最大の基準電圧の比較回路についての前記基準電圧発生用抵抗とこの比較回路のコンデンサとの放電時定数に対応し、前記第3,第4の比較電圧(又は前記第1,第2の比較電圧)発生用抵抗と前記第2の検出回路のコンデンサとの充電時定数が前記複数の比較回路の中で最小の基準電圧の比較回路についての前記基準電圧発生用抵抗とこの比較回路のコンデンサとの充電時定数に対応することを特徴とするA/D変換回路。

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