特許
J-GLOBAL ID:200903010684641868

蒸発濃縮装置の制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江原 省吾 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-295190
公開番号(公開出願番号):特開平9-136001
出願日: 1995年11月14日
公開日(公表日): 1997年05月27日
要約:
【要約】【課題】 原液供給量および原液濃度の変化に追随し、かつ、経時的な能力低下にも対応しながら濃縮液濃度を一定にする。【解決手段】 バランスタンクの液位の増減(原液供給量と濃縮液への原液給液量の差)を検出し、適切な蒸発量に相応する加熱蒸気圧力または加熱蒸気流量を逐次演算し、新しい設定値に逐次更新しながら蒸発量を変更する。
請求項(抜粋):
バランスタンクから供給された原液を加熱器内で加熱用蒸気により水分を蒸発させて濃縮し、加熱器で原液を濃縮したことにより生じた濃縮液と蒸気をセパレータで分離させ、濃縮液をセパレータから適宜抜き出し、或いは、所定濃度になるまで循環させてから抜き出すようにし、一方、分離蒸気は凝縮器で凝縮させて、その凝縮液を抜き出すようにした蒸発濃縮装置において、濃縮液を所定濃度で抜き出すため濃縮液の抜出量を調節する濃縮液濃度制御装置と、セパレータ内の液位を一定にするため加熱器への原液給液量を調節するセパレータ液位制御装置と、加熱器の蒸発量を一定にするため加熱蒸気圧力または加熱蒸気流量を調節する加熱蒸気圧力制御装置または加熱蒸気流量制御装置と、バランスタンクへの原液供給量とバランスタンクから加熱器への原液給液量の差をバランスタンクの液位で検出し、その検出液位と設定液位との偏差に見合う加熱蒸気圧力または加熱蒸気流量を演算し、新しい設定値を加熱蒸気圧力制御装置または加熱蒸気流量制御装置にカスケード制御するバランスタンク液位制御装置とから構成され、バランスタンク液位制御装置によりバランスタンクの液位の増減を検出して適切な蒸発量に相応する加熱蒸気圧力または加熱蒸気流量を逐次演算し、加熱蒸気圧力制御装置または加熱蒸気流量制御装置の設定値をバランスタンク液位制御装置により新しい設定値に逐次更新し乍ら加熱器の蒸発量を変更することを特徴とする蒸発濃縮装置の制御方法。

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