特許
J-GLOBAL ID:200903010689467238

プロセス間通信方法並びにプロセス間通信用のサブシステムおよびシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 合田 潔 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-153354
公開番号(公開出願番号):特開平8-106441
出願日: 1995年06月20日
公開日(公表日): 1996年04月23日
要約:
【要約】【目的】 ユニプロセッシング、マルチプロセッシング、および分散処理環境においてクライアントとサーバとの間で高速かつ効率の良い通信を提供するマイクロカーネル・プロセス間通信のサブシステムと方法を提供する。【構成】 マイクロカーネル・オペレーティング・システムは、マルチプロセッシング・タスクによって共用されるメモリの諸領域をマッピングするためのケイパビリティまたは権利を管理するケイパビリティ・エンジン・モジュールを含んでいる。タスク・ポートの属性になりうるポート権としては、様々な許可レベル、セキュリティ・レベル、優先順位レベル、プロセッサおよび資源の可用性など、広範囲のものがある。ケイパビリティ・エンジンは、これらの権利を分析し、タスク間の転送を選択的に可能にする。このようにして、ケイパビリティ・エンジンは、マイクロカーネル・システムにおいて多くのクライアントとサーバとの間で行わなければならないプロセス間通信を高速かつ効率よく管理する。
請求項(抜粋):
マイクロカーネル・アーキテクチャ・データ処理システムにおけるプロセス間通信方法であって、ケイパビリティ・エンジン・モジュールを含むマイクロカーネルをデータ処理システムのメモリにロードするステップと、第1の通信ポートと第1の組のポート権とを定義する1組の属性を有し、さらにメモリ・オブジェクトを指すポインタを有する第1のタスク・コンテナを前記マイクロカーネルによって前記メモリ内に形成するステップであって、前記メモリ・オブジェクトにアクセスするために前記第1の組のポート権が前記第1のタスク・コンテナにケイパビリティを授与するステップと、第2の通信ポートと第2の組のポート権とを定義する1組の属性を有する第2のタスク・コンテナを前記マイクロカーネルによって前記メモリ内に形成するステップと、前記第1のタスク・コンテナ用の前記第1の組のポート権と前記第2のタスク・コンテナ用の前記第2の組のポート権とを前記ケイパビリティ・エンジンに登録するステップと、前記ケイパビリティ・エンジン内で前記第1の組のポート権と前記第2の組のポート権とを比較するステップと、前記メモリ・オブジェクトにアクセスするための前記ケイパビリティを前記第2のタスク・コンテナに授与するために、前記第1のタスク・コンテナから前記第2のタスク・コンテナへ前記ケイパビリティ・エンジンによって前記ポインタと前記第1のポート権とを転送できるようにするステップとを含むプロセス間通信方法。

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