特許
J-GLOBAL ID:200903010691767559
OFDM復調装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
鈴江 武彦 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-103156
公開番号(公開出願番号):特開平10-294711
出願日: 1997年04月21日
公開日(公表日): 1998年11月04日
要約:
【要約】【課題】 雑音下でもタイミング周波数同期並びにシンボルタイミング同期を正確にかつ安定に行って、OFDM信号を正しく復調できるようにする。【解決手段】 OFDM受信信号から、相関信号計算部56にて相関信号を求め、この相関信号から生じる伝送シンボル周期Ts のピーク信号を、周波数1/Ts 並びにその整数倍の周波数のみを良好に通過させるスペクトル強調フィルタ581に通した後、そのピーク位置をピーク位置検出部582で検出し、そのピーク位置をピーク位置安定化部583にて安定化し、この安定化された位置信号にてシンボルタイミング同期信号を発生するフライホイール部584を制御する。また、タイミング周波数オフセット検出部591には、中心タップ係数が0で、かつ左右対象位置にあるタップ係数が、それぞれ絶対値が等しく互いに符号が逆のFIRフィルタを用いることで、タイミング周波数同期のずれをなくす。
請求項(抜粋):
1伝送シンボルの時間長がTs であり、かつ、該1伝送シンボルが有効シンボルと該有効シンボルの一部分と同一内容を複写してなるガードインターバルとから構成されるOFDM信号を入力し、このOFDM信号をアナログ-デジタル変換部でサンプリングし、ガードインターバル除去部でガードインターバルを除去して有効シンボルのみを取り出した後、高速離散フーリエ変換により各サブキャリアに対応した受信データを抽出するOFDM復調装置において、前記アナログ-デジタル変換部でサンプリングされたOFDM信号を有効シンボル時間だけ遅延して、その遅延前後の信号の相関をとって相関信号を求める相関演算部と、この相関演算部から出力される相関信号に基づいて前記アナログ-デジタル変換部でサンプリングされたOFDM信号から前記有効シンボルを取り出すためのシンボルタイミング同期信号を発生するシンボルタイミング同期部と、前記相関信号と前記シンボルタイミング同期信号に基づいて前記アナログ-デジタル変換部のサンプリングタイミングを制御するタイミング周波数同期部とを具備し、前記シンボルタイミング同期部は、前記相関信号を入力して1/Ts 並びにその整数倍の周波数を通過させ、それ以外の周波数を抑圧する周波数特性を有するスペクトル強調フィルタを備え、このフィルタ出力のピーク位置からシンボルタイミングを検出するようにしたことを特徴とするOFDM復調装置。
前のページに戻る