特許
J-GLOBAL ID:200903010707183323
能動型振動制御装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-296605
公開番号(公開出願番号):特開平10-141427
出願日: 1996年11月08日
公開日(公表日): 1998年05月29日
要約:
【要約】【課題】振動低減制御に必要な伝達関数を、複雑な演算処理が可能な演算プロセッサや大容量のメモリを用いなくても、短時間で高精度に演算したい。【解決手段】正弦波を離散化してなる同定信号を出力サンプリング・クロックに同期して電磁アクチュエータに供給して(a)、正弦波状に変化する同定振動を発生させる(b)。出力サンプリング・クロックの周期は同定信号の元の正弦波の周波数が上昇するに従って徐々に短くする。同定振動が発生したら、その応答信号である残留振動信号(d)を、周期一定の入力サンプリング・クロックに同期して読み込む。残留振動信号を各周波数毎に時系列データとして読み込んだら(d)、各時系列データに対してFFT演算を行って、元の正弦波の周波数の成分を抽出し、その周波数成分を合成した結果(e)に対して逆FFT演算を行って、伝達関数としてのインパルス応答(f)を求める。
請求項(抜粋):
振動源から発せられる振動と干渉する制御振動を発生可能な制御振動源と、前記振動源の振動発生状態を検出し基準信号として出力する基準信号生成手段と、前記干渉後の振動を検出し残留振動信号として出力する残留振動検出手段と、前記基準信号及び前記残留振動信号に基づき前記制御振動源及び前記残留振動検出手段間の伝達関数を含む制御アルゴリズムを用いて前記振動が低減するように前記制御振動源を駆動する能動制御手段と、を備えた能動型振動制御装置において、正弦波を離散化してなる同定信号の各離散値を出力サンプリング・クロックに同期して順次前記制御振動源に供給する同定信号供給手段と、前記同定信号に応じた振動が前記制御振動源から発せられた場合の前記残留振動信号を入力サンプリング・クロックに同期して読み込む応答信号読み込み手段と、前記応答信号読み込み手段が読み込んだ前記残留振動信号に基づいて前記伝達関数を同定する伝達関数同定手段と、前記出力サンプリング・クロックの周期及び前記入力サンプリング・クロックの周期を個別に設定可能な周期個別設定手段と、を設けたことを特徴とする能動型振動制御装置。
IPC (4件):
F16F 15/02
, B60K 5/12
, F16F 13/26
, G05D 19/02
FI (4件):
F16F 15/02 A
, B60K 5/12 G
, G05D 19/02 D
, F16F 13/00 630 C
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