特許
J-GLOBAL ID:200903010718025401

多斜角面の先端を有する針及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-161114
公開番号(公開出願番号):特開平10-057490
出願日: 1997年06月18日
公開日(公表日): 1998年03月03日
要約:
【要約】【課題】 針の突き刺し力を小さくし、患者に加わる痛み、又は不快感の程度を小さくする針先端の形状とした針及びその製造方法の提供。【解決手段】 多斜角面の先端形状を特徴とする皮下注射針10が開示される。一つの実施の形態において、該多斜角面の先端20は、主斜角面30と、一対の先端斜角面34a、34bと、主斜角面と先端斜角面の中間にある一対の中間斜角面32a、32bとを有する。これらの主斜角面32a及び中間斜角面32bは、中心軸線18と基準面50との間にて測定された、略等しい傾斜角度が付与される。先端斜角面34a、34bは、主斜角面30及び中間斜角面32a、32bが形成される傾斜角度と等しくない、中心軸線に関する傾斜角度にて形成される。形成された5つの斜角面30、32a、32b、34a、34bの先端の形状は、それぞれの斜角面の間に急峻な切り取り部分38a、38b又は遷移部分31が存在しない、より連続的な斜角面40を形成し、皮膚、筋肉又はその他の材料に針先端を突き刺すのに必要な貫入力を小さくする。
請求項(抜粋):
多斜角面の先端を有する針にして、内腔と、貫通する中心軸線とを有するカニューレであって、一端に前記多斜角面の先端が設けられ、該多斜角面の先端が、主斜角面と、一対の先端斜角面と、一対の中間斜角面とから成り、前記対の中間斜角面の各々が、前記主斜角面と前記対の先端斜角面の一方との中間にある、前記カニューレを備え、前記対の先端斜角面の各々が、交差線にてそれぞれの中間斜角面とつながっており、前記中心軸線と基準面との間の角度に関して、前記主斜角面が第一の平面状角度にて前記カニューレ上に設けられ、前記対の中間斜角面が第二の平面状角度にて前記カニューレ上に設けられ、前記対の先端斜角面が第三の平面状角度にて前記カニューレ上に設けられ、前記中心軸線の周りのそれぞれの回転角度に関して、前記主斜角面には第一の角度が付与され、前記対の中間斜角面の各々には第二の回転角度が付与され、前記対の先端斜角面の各々には第三の回転角度が付与され、前記第一及び第二の平面状角度が略等しい角度であるようにした、針。
IPC (2件):
A61M 5/32 ,  A61M 5/158
FI (2件):
A61M 5/32 ,  A61M 5/14 369 B

前のページに戻る