特許
J-GLOBAL ID:200903010727590189

中空多孔性微小球体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-339814
公開番号(公開出願番号):特開平7-204495
出願日: 1985年08月08日
公開日(公表日): 1995年08月08日
要約:
【要約】【構成】 連続液相中に分散した粒子を含む組成物を共軸ノズルの外側ノズルに供給し、吸込みガスを内側ノズルに供給して中空微小球体を生成し、該中空微小球体を処理して連続液相の一部を除去して分散した粒子を点と点で接触させ且つこれを硬化させて中空未加熱微小球体を得、該中空未加熱微小球体を加熱して連続液相を除去し、分散した粒子をその接触点で焼結し、中空微小球体の外部壁面から内部壁面に連続する相互に連絡した空隙を生成し、微小球体の壁中に実質的均一な空隙含有量及び実質的に均一な空隙分布を有する中空多孔性微小球体を得ることからなる中空多孔性微小球体の製造法。【効果】 本発明に従って製造した中空多孔性微小球体は、選択的半透膜、高分子膜、金属膜を用いる系において膜基体として用いることができる。また中空多孔性微小球体を触媒物質、吸着剤、吸収剤等で処理して、石油プロセス及び化学プロセスに用いることができる。巨大細孔を有する中空微小球体内に生体微生物、ビールス、酵素等をカプセル化することもできる。
請求項(抜粋):
分散された粒子を含むフイルム生成用組成物の安定した分散体から直径200〜10,000μm、壁厚さ1〜1,000μmの中空多孔性微小球体の製造方法において、該組成物は連続的な液相中に分散された粒子を含み、その際に該方法が分散された該粒子を含む組成物及び吹込みガスを共軸吹込みノズルに供給し、該共軸吹込みノズルが該吹込みガスに対する内側の共軸ノズル及び分散された粒子を含む組成物に対する外側の共軸ノズル並びに共軸吹込みノズルオリフイスを有し、該吹込みガスを該内側ノズルに供給し、分散された粒子を含む組成物を、該共軸吹込みノズルオリフイスの領域中で吹き込み、そして安定したフイルム壁を有する分散した粒子を含む組成物の中空微小球体を生成させるために該外側ノズルに供給し、該中空微小球体を該共軸吹込みノズルオリフイスの領域から除去し、その際に表面張力は該中空微小球体に作用して該中空微小球体を球形に成形し、該分散された粒子を含む組成物は該中空微小球体の壁を形成し、該分散された粒子は該連続液相中で均一に分散され、該中空微小球体を処理して連続液相の一部を除去して分散された粒子を点と点で接触させ且つこれを硬化させ、該分散された粒子は、中空微小球体の壁中の分散された粒子が連結して分散された粒子の比較的硬質の格子模様を形成するのに十分な寸法でかつ十分な量であり、微小球体の壁の連続相中に分散された粒子が実質的に均一に分布している中空の未加熱の微小球体を得、該中空の未加熱の該微小球体を十分な期間十分に高い温度に付して中空の未加熱の微小球体から連続液相を除去し、分散された粒子をその接触点で焼結し、該中空微小球体の壁内に中空微小球体の外部壁面から内部壁面に連続する相互に連絡した空隙を生成させ、そして微小球体の壁中に実質的に均一な空隙含有量及び実質的に均一な空隙の分布を有する中空多孔性微小球体を得ることを特徴とする中空多孔性微小球体の製造方法。
IPC (2件):
B01J 13/14 ,  B01J 2/02

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