特許
J-GLOBAL ID:200903010744839760

含クロム溶鋼の脱炭精錬法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本多 小平 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-077730
公開番号(公開出願番号):特開平5-279725
出願日: 1992年03月31日
公開日(公表日): 1993年10月26日
要約:
【要約】【目的】 希釈ガスの使用量を抑え、かつ、溶鋼中のクロムの酸化を抑え、効率よく脱炭を行う含クロム溶鋼の脱炭精錬法に関する。【構成】 含クロム溶鋼の浴面下および浴面上から酸素ガスまたは酸素ガスおよび希釈ガスを吹込む複合吹錬法において、溶鋼中[C]濃度が0.2wt%以上0.7wt%以下の領域で、浴面下からは酸素ガスおよび希釈ガスを、浴面上からは酸素ガスのみを吹込み、かつ、下記条件を満足する条件下で精錬を実施する。?@底吹きガス流量を0.5Nm3 /minT以上1.5Nm3 /minT以下とする。?A底吹きガスのO2 /Ar比を1以上5以下とする。?B全酸素ガス流量に対する上吹き酸素ガス流量比率を0.20以上0.50以下とする。?C上吹きガスによる浴面の凹み率(L/LO )を0.05以上0.20以下とする。【効果】 脱炭酸素効率が向上し、同一供給酸素ガス流量で脱炭速度が向上し、希釈ガス使用量が低減できると共に、精錬時間を短縮することができる。
請求項(抜粋):
含クロム溶鋼の浴面下および浴面上に、酸素ガスまたは酸素ガスおよび希釈ガスを吹込む脱炭精錬法において、前記溶鋼中の[C]濃度が0.2wt%以上0.7wt%以下の領域において、浴面下に酸素ガスおよび希釈ガスを、浴面上に酸素ガスのみを(1)式、(2)式、(3)式および(4)式を満足する条件下で、吹込むことを特徴とする含クロム溶鋼の脱炭精錬法 0.5≦A+B≦1.5 ......(1) 1≦A/B≦5 ......(2) 0.20≦C/(A+B)≦0.50 ......(3) 0.05≦L/LO ≦0.2 ......(4) A;浴面下に吹込む単位溶鋼重量当りの酸素ガス流量[Nm3 /minT]B;浴面下に吹込む単位溶鋼重量当りの希釈ガス流量[Nm3 /minT]C;浴面上に吹込む単位溶鋼重量当りの酸素ガス流量[Nm3 /minT]L;浴面に吹込んだガスによる浴面の凹み深さ[mm]LO ;静止浴状態での溶鋼深さ[mm]
IPC (3件):
C21C 7/068 ,  C21C 7/00 ,  C21C 7/072

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