特許
J-GLOBAL ID:200903010761071506

電気設備の地絡監視装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江原 省吾 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-066379
公開番号(公開出願番号):特開平6-300806
出願日: 1993年03月25日
公開日(公表日): 1994年10月28日
要約:
【要約】【目的】 電気設備の零相電圧V0と零相電流I0から、地絡の予兆を誤検出なく高速に検出して警報を発生するとともに、不良の原因の解析に必要な波形データのみを記録として残す。そして、この解析によって知った不良原因と不良箇所から補修作業を迅速に行なわせ、地絡事故を未然に防止する。【構成】 地絡の予兆検出を、フーリエ変換によって得た,零相電圧V0と零相電流I0の所定周波数成分の大きさと位相によって行う。これによって精度を高め、誤検出のない状態での高速検出を可能とする。予兆検出前後の必要期間のみの波形データの記憶は、一定期間前までのデータを保持するバッファ回路を用いることにより可能とする。
請求項(抜粋):
電気設備の地絡の予兆を検出する予兆検出回路と、予兆検出時にその原因を検討するために必要な予兆検出前後所定期間の零相電圧V0と零相電流I0を記憶する波形記憶回路を備えた地絡監視装置であって、前記予兆検出回路を、監視対象とする電気設備に設置される零相電圧センサ及び零相電流センサと、両センサの出力をデジタル化するA/Dコンバータと、デジタル変換された零相電圧V0と零相電流I0をフーリエ変換し、商用周波数成分の大きさ及び位相を算出するフーリエ変換回路と、フーリエ変換回路の出力する商用周波数の零相電圧V0と零相電流I0の大きさが、共に地絡の予兆を検出すべく設定された値を越えた状態と、この商用周波数の零相電圧V0と零相電流I0の位相差が設定範囲内にあって、地絡原因が監視対象設備側にあることを示す状態が、同時に所定時間継続したとき、地絡発生と判定して、警報信号及び記憶開始の信号となるトリガ信号を出力する判定回路とから構成し、前記波形記憶回路を、A/Dコンバータの出力する上記零相電圧V0と零相電流I0を、過去に一定時間遡って常時保持するバッファ回路と、上記トリガ信号が発生したとき、上記バッファ回路の保持データを取出すことにより、不良原因検討に必要となるトリガ信号発生前後所定期間の零相電圧V0と零相電流I0を記憶する波形記憶メモリと、この波形記憶メモリに記録された零相電圧V0と零相電流I0を出力する記憶データ出力部とから構成した;ことを特徴とする電気設備の地絡監視装置。
IPC (3件):
G01R 31/02 ,  G01R 31/08 ,  H02H 3/50

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