特許
J-GLOBAL ID:200903010776004562
洗浄解剖室
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
朝倉 正幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-027837
公開番号(公開出願番号):特開平11-206772
出願日: 1998年01月27日
公開日(公表日): 1999年08月03日
要約:
【要約】【課題】 感染性の病源体により死亡した患者を解剖する際に、剖検担当者への感染を確実に防止することのできる洗浄解剖室を提供することが課題である。【解決手段】 被剖検体を載置する天板7の側方に空気吸い込み口10を形成し、この天板7の下部に洗浄水を収集するためのシンク9を設置する。そして、天井部に配置した送風機1より空調空気を送り出し、この空調空気は、被剖検体6より発せられるエアロゾルを誘引して空気吸い込み口10よりダクト11,24内部と導かれ、HEPAフィルタ14を介して外部へと排出される。また、天板7の側方に配置された洗浄口19より洗浄水が供給され、該洗浄水により被剖検体を洗浄することができ、洗浄後に発生する汚水、汚物はシンク9に落とし込まれた後、汚水ピット12を経て外部へと排出される。これにより、感染性の病源体に起因して死亡した被剖検体を解剖する際に、この病源体が剖検担当者に感染するという危険を回避することができるようになる。
請求項(抜粋):
解剖台上に死体を載置し、該死体を水で洗浄しながら解剖を行う洗浄解剖室において、天井部位から室内に空調空気を送気する送気手段と、床面に配置される解剖台と、を有し、前記解剖台は、上方向に膨らむ断面円弧形状を成し、両側辺部に沿って汚水溝が形成された天板と、前記天板の下方に配置され、死体洗浄時に発生する汚水、汚物を受けて汚水ピットに導くシンクと、前記天板を支持する脚部と、前記天板の側方部位及び前記脚部の適所に形成された空気吸い込み口と、前記脚部の内部に配置され、前記空気吸い込み口とダクトにて連結されて空気を吸引するファンと、該ファンの吸引側に設置された中性能フィルタまたはHEPAフィルタと、を有することを特徴とする洗浄解剖室。
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