特許
J-GLOBAL ID:200903010798839714

送信機におけるキャリアリーク補正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 酒井 宏明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-164285
公開番号(公開出願番号):特開平8-032464
出願日: 1994年07月15日
公開日(公表日): 1996年02月02日
要約:
【要約】【目的】 カーテジアンループ送信機におけるキャリアリークの発生を抑圧し,通信品質の劣化を低減する。【構成】 直交復調器に対する直交変調器から出力された変調波の入力を禁止し,直交復調器に局部発振器から搬送波のみを入力して搬送波を復調させ,増幅器で増幅して直流成分ΔIDC,ΔQDCとして出力させ(S201),DSPから電圧値を除々に変化させた直流成分I,Qを出力し,直流成分ΔIDC,ΔQDCと直流成分I,Qとの和を測定し(S202,S203),その値が所定値(ここでは,0V)となった時の直流成分I,Qを補正用直流成分-ΔIDC,-ΔQDCとして記憶し(S204),送信時に補正用直流成分-ΔIDC,-ΔQDCを用いて直流成分IDC,QDC(送信時に直交復調器で復調したI,Qチャンネルの直流成分を増幅器で増幅した直流成分)を補正する(S205)。
請求項(抜粋):
送信時に,送信しようとする情報に基づく第1のデジタル信号を出力するデジタルシグナルプロセッサ(DPS)と,前記第1のデジタル信号を第1のアナログ信号に変換し出力するDA変換回路と,前記第1のアナログ信号と第2のアナログ信号とを加算し第3のアナログ信号を出力する加算回路と,前記第3のアナログ信号を変調波とする変調回路と,前記変調波を増幅してアンテナへ供給する第1の供給回路と,前記増幅された変調波の一部を第1の局部発振回路の出力に基づいて復調する復調回路と,前記復調回路の出力を前記第2のアナログ信号として前記加算回路へ供給する第2の供給回路とを有する送信機におけるキャリアリーク補正方法において,送信開始前に,前記第1のデジタル信号を第1の所定値とする第1の工程と,前記復調回路の出力を前記第1の局部発振回路の出力のみに応答せしめる第2の工程と,前記加算回路が出力する前記第3のアナログ信号を第2の所定値と比較し,第1または第2の状態のいずれか一方である比較結果を得る第3の工程と,前記比較結果を前記第1または第2の状態のいずれか他方とすべく,前記第1のデジタル信号を前記第1の所定値から除々に変化させ,前記比較結果が前記第1または第2の状態のいずれか他方となった時の第1のデジタル信号の値と前記第1の所定値との差異を意味する補正値を得て,記憶する第4の工程と,前記送信時に,前記送信しようとする情報に対し,前記第4の工程において記憶した補正値に相当する補正を行って得られる第1のデジタル信号をDSPにより出力せしめる第5の工程とを有することを特徴とする送信機におけるキャリアリーク補正方法。
IPC (2件):
H04B 1/04 ,  H04J 11/00

前のページに戻る