特許
J-GLOBAL ID:200903010828157095

仮想計算機システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-183663
公開番号(公開出願番号):特開2000-020399
出願日: 1998年06月30日
公開日(公表日): 2000年01月21日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】実際にTLBエントリを無効にすることなく、それと同等の効果を得ることが出来る仮想計算機システム。【解決手段】実計算機および各仮想計算機ごとにVMID、VMID有効フラグなどから構成されるOS識別エントリを備え、各レベルOSが発行するTLBの無効化を伴う命令の処理の実行に当たり、前記実計算機または仮想計算機に新しいVMIDを記憶させ、TLBの無効化を伴う命令を発行したOS上に仮想計算機が存在する場合、OS識別エントリのVMID有効フラグを0とする。また中央処理装置間で直接に情報の授受を行う通信手段を備え、マルチプロセッサ構成において、構成されている全ての中央処理装置のTLBの無効化を伴う命令の実行に当たり、前記命令を発行するOSの実行レベル識別情報を前記通信手段を介して他の中央処理装置に送信する。
請求項(抜粋):
複数の仮想計算機を備えた2台以上の中央処理装置と、各仮想計算機のそれぞれから共有される主記憶装置と、各仮想計算機が過去に主記憶装置をアクセスした時の論理アドレスと該論理アドレスに対応する絶対アドレスとアクセス元の仮想計算機に割り当てられた仮想計算機識別符号および前記仮想計算機の実行レベル識別情報を1組にして複数組記憶する複数のエントリを備え、各仮想計算機が主記憶装置をアクセスする時に前記エントリを参照して論理アドレスを絶対アドレスに変換するアドレス変換バッファを備えた仮想計算機システムにおいて、実行レベル識別情報がレベル1OSである実計算機について、前記実計算機の仮想計算機識別符号と前記実計算機上にレベル2OSである仮想計算機が存在するかを識別するフラグの2者からなるレベル1OS識別エントリと、仮想計算機の実行レベル識別情報がレベル2OSである仮想計算機の各々について、前記仮想計算機の仮想計算機識別符号と前記仮想計算機を起動する命令のオペランドアドレスと前記仮想計算機の仮想計算機識別符号の有効性を示すフラグと前記仮想計算機上にレベル3OSである仮想計算機が存在するかを識別するフラグの4者からなるレベル2OS識別エントリと、仮想計算機の実行レベル識別情報がレベル3OSである仮想計算機の各々について、前記仮想計算機の仮想計算機識別符号と前記仮想計算機を起動する命令のオペランドアドレスと前記仮想計算機の仮想計算機識別符号の有効性を示すフラグの3者からなるレベル3OS識別エントリとを備え、レベル1OSの実計算機が発行する仮想計算機を起動する命令の実行に当たり、前記レベル1OS識別エントリのレベル2OSである仮想計算機が存在するかを識別するフラグを有効にする手段と、前記命令のオペランドアドレスと前記仮想計算機の仮想計算機識別符号の有効性を示すフラグが有効である全てのレベル2OS識別エントリのオペランドアドレスが一致しない場合、前記仮想計算機の仮想計算機識別符号と前記仮想計算機を起動する命令のオペランドアドレスと仮想計算機識別符号の有効性を示すフラグとを新たなレベル2OS識別エントリに登録する手段と、レベル2OSの実計算機が発行する仮想計算機を起動する命令の実行に当たり、前記レベル2OS識別エントリのレベル3OSである仮想計算機が存在するかを識別するフラグを有効にする手段と、前記命令のオペランドアドレスと仮想計算機の仮想計算機識別符号の有効性を示すフラグが有効である全てのレベル3OS識別エントリのオペランドアドレスが一致しない場合、前記仮想計算機の仮想計算機識別符号と前記仮想計算機を起動する命令のオペランドアドレスと前記仮想計算機の仮想計算機識別符号の有効性を示すフラグとを新たなレベル3OS識別エントリに登録する手段とを具備する構成としたことを特徴とする仮想計算機システム。
IPC (2件):
G06F 12/10 ,  G06F 9/46 350
FI (3件):
G06F 12/10 B ,  G06F 12/10 J ,  G06F 9/46 350
Fターム (8件):
5B005JJ01 ,  5B005KK13 ,  5B005MM36 ,  5B005MM51 ,  5B005PP21 ,  5B005RR01 ,  5B098AA10 ,  5B098HH01

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