特許
J-GLOBAL ID:200903010828811720

可変容量型ベーンポンプ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 政喜 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-248286
公開番号(公開出願番号):特開2000-073967
出願日: 1998年09月02日
公開日(公表日): 2000年03月07日
要約:
【要約】【課題】 ポンプ吐出流量の設定を容易に行い得るとともに、ポンプ回転数の上昇に伴ってこのポンプ吐出流量を適切な特性で減少させ得る可変容量型ベーンポンプを提供する。【解決手段】 駆動軸8に対して偏心可能なカムリング5の両側にピストン側流体圧力室31と反ピストン側流体圧力室32を備え、シリンダ穴20aに伸縮自在に収容された制御ピストン21を流体圧力室31側からカムリング5に当接させる。ピストン中空部21aには、ピストン21をカムリング5側に付勢するスプリング22を収容する。吐出側のポンプ室12からの作動油を、ピストン基端側エッジ21bで開口面積が調整される可変オリフィス25を介してピストン中空部21aに導入し、ここから、貫通孔28、26、連通路27を介して吐出ポート18から吐出する。容積拡大によりカムリング5の偏心量を小さくする流体圧力室32には、制御バルブ40を介して可変オリフィス25上流圧力を導入する。
請求項(抜粋):
ハウジングに駆動軸に対して偏心可能に収容されたカムリングと、このカムリングの内側に収容されて前記駆動軸と一体に回転するロータと、このロータ外周に伸縮自在に備えられた複数のベーンと、これらのベーンの間に画成される複数のポンプ室とを備え、前記カムリングの偏心量が増大するにしたがって前記ロータの1回転毎の吐出側ポンプ室からの吐出流量を増大させるようにした可変容量型ベーンポンプにおいて、前記吐出側ポンプ室とこの吐出側ポンプ室からの作動流体を外部の油圧機器へ供給する吐出ポートとの間に可変オリフィスを備え、前記カムリングの外周側に前記カムリングの偏心量の増大とともに縮小する第1の流体圧力室と前記カムリングの偏心量の増大とともに拡大する第2の流体圧力室とを形成し、前記第1の流体圧力室に前記吐出側ポンプ室からの作動流体を絞りを介して導入し、前記第2の流体圧力室に前記吐出ポートの吐出圧を絞りを介して導入し、前記カムリング外周の前記第2の流体圧力室側に制御ピストンを当接させ、この制御ピストンの基端に開口して前記吐出ポートからの吐出圧が導入される中空部を形成し、この中空部内に前記制御ピストンを介して前記カムリングをその偏心量を増大させる方向に付勢するスプリングを収容し、前記カムリングがその偏心量が小さくなる方向に移動して行くのにしたがって前記制御ピストンが前記可変オリフィスの開口面積を狭めて行くとともに、前記第1の流体圧力室をドレンと前記吐出側ポンプ室とに選択的に連通する制御バルブを備え、この制御バルブは、前記第1の流体圧力室を前記ドレンに連通する初期位置から、前記吐出側ポンプ室からの流体圧の増大により前記第1の流体圧力室を前記吐出側ポンプ室に連通する位置に切り換わり、前記第1の流体圧力室に吐出側ポンプ室からの作動流体を絞りを介して導入することを特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
IPC (2件):
F04C 15/04 321 ,  F04C 2/344 331
FI (2件):
F04C 15/04 321 F ,  F04C 2/344 331 J
Fターム (17件):
3H040AA03 ,  3H040BB01 ,  3H040BB11 ,  3H040CC22 ,  3H040DD03 ,  3H040DD22 ,  3H040DD23 ,  3H040DD33 ,  3H040DD35 ,  3H044AA02 ,  3H044BB05 ,  3H044CC27 ,  3H044DD03 ,  3H044DD10 ,  3H044DD12 ,  3H044DD13 ,  3H044DD35

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