特許
J-GLOBAL ID:200903010878219547

アンチロック型ブレーキシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神戸 典和 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-016835
公開番号(公開出願番号):特開平7-223529
出願日: 1994年02月10日
公開日(公表日): 1995年08月22日
要約:
【要約】【目的】プロポーショニングバルブ(以下「Pバルブ」という)を備えたダイヤゴナル式のアンチロック型ブレーキシステム(以下「ABS」という)において、後輪ホイールシリンダの液圧を還流用のポンプによって増圧する際、その増圧がPバルブの減圧作用の影響を受けることなく実現されるようにして後輪による路面利用率を向上させる。【構成】ダイヤゴナル式のABSにおいて、互いに独立した2個のブレーキ系統の各々につき、リザーバ82からポンプ88によって汲み上げられたブレーキ液をPバルブ40の下流側であって第二開閉弁42の上流側に戻すことにより、第一開閉弁30と第三開閉弁86を共に閉じ、第二開閉弁42のみ開いて後輪ホイールシリンダ26の液圧をポンプ88によって増圧する際、その増圧がPバルブ40の減圧作用の影響を受けることなく実現されるようにする。
請求項(抜粋):
4輪車両に設けられ、マスタシリンダの2個の加圧室の各々から互いに独立して延びる2個のブレーキ系統がダイヤゴナルに構成され、各ブレーキ系統ごとに、(a) マスタシリンダの各加圧室と前輪ホイールシリンダとを接続する前輪ブレーキ通路の途中から後輪ブレーキ通路が分岐して後輪ホイールシリンダに至り、(b) 前輪ブレーキ通路のうち後輪ブレーキ通路の接続位置よりマスタシリンダの側の部分に常開の第一開閉弁が設けられ、(c) 後輪ブレーキ通路の途中に常開の第二開閉弁およびプロポーショニングバルブがそれぞれ互いに直列に設けられ、(d) 後輪ブレーキ通路のうち第二開閉弁の接続位置より後輪ホイールシリンダの側の部分に、リザーバから延びるリザーバ通路が接続され、(e) そのリザーバ通路に常閉の第三開閉弁が設けられ、(f) リザーバと各ブレーキ系統とをつなぐポンプ通路に、リザーバからブレーキ液を汲み上げるポンプが設けられ、それら第一開閉弁,第二開閉弁および第三開閉弁がそれぞれコントローラにより制御されることによってアンチロック制御が行われるアンチロック型ブレーキシステムにおいて、前記ポンプ通路のブレーキ液の吐出口を、前記後輪ブレーキ通路のうち前記プロポーショニングバルブの接続位置より前記後輪ホイールシリンダの側の部分に接続したことを特徴とするアンチロック型ブレーキシステム。
IPC (2件):
B60T 8/58 ,  B60T 8/48

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