特許
J-GLOBAL ID:200903010896878175

鋼中有害介在物の微細化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三浦 祐治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-099862
公開番号(公開出願番号):特開平9-287015
出願日: 1996年04月22日
公開日(公表日): 1997年11月04日
要約:
【要約】【課題】本発明は、炭素鋼製造において製品欠陥につながる有害なアルミナクラスターを減少させる方法を提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、溶鋼を脱酸するに際し、Alを添加した後に、Al添加前後の溶鋼中フリー酸素の値を用いて、生成したAl2O3の量を求め、これを完全に還元しうる量を上限として、Alよりも強脱酸元素である、Zr、Ca、Mgのうちのいずれか一種を添加することで、還元反応を利用して、アルミナクラスターを微細化することを特徴とする鋼中介在物の微細化方法である。
請求項(抜粋):
重量%でAl:0.01〜0.1%の組成を有する炭素鋼を製造するに際し、溶鋼の脱酸処理工程において、Alを添加した後にZr,Ca,Mgのうちいずれか一種を以下の式で表される濃度となるように溶鋼中に添加することを特徴とする鋼中有害介在物の微細化方法。0.05×[(aMX)/(bM0)]×[(C1(O)-C2(O)]≦C(X)≦1.0×[(aMX)/(bM0)]×[C1(O)-C2(O)]ここで、MX:脱酸元素(Zr,Ca,Mg)の原子量、 M0:Oの原子量、a,b:脱酸元素Xの酸化物(XaOb)の化学量論的係数(Zrの場合 a=1,b=2、Ca、Mgの場合a=1,b=1)C(X):溶鋼中のトータル脱酸元素(X:Zr,Ca,Mgのうちの1種)濃度(ppm)C1(O):Alを添加する前の溶鋼中フリー酸素濃度(ppm)C2(O):Alを添加した後の溶鋼中フリー酸素濃度(ppm)
IPC (6件):
C21C 7/04 ,  B22D 11/00 ,  B22D 11/10 370 ,  B22D 11/10 ,  B22D 27/20 ,  C21C 7/06
FI (6件):
C21C 7/04 B ,  B22D 11/00 A ,  B22D 11/10 370 D ,  B22D 11/10 370 E ,  B22D 27/20 B ,  C21C 7/06
引用特許:
審査官引用 (2件)

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