特許
J-GLOBAL ID:200903010940115435

二重特異性抗原結合分子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 秀策
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-523202
公開番号(公開出願番号):特表平8-510116
出願日: 1994年03月21日
公開日(公表日): 1996年10月29日
要約:
【要約】本発明は、細胞増殖を阻害する「抗原フォーク」と呼ばれるあるクラスの分子に関する。これらの抗原フォークは、2つの異なる細胞表面抗原に対する別々の結合エレメントを有し、そしてそれらへの結合によりその抗原を異種架橋結合すると考えられている。抗原フォークにより認識される2つの抗原は、少なくとも1つの細胞機能特性において異なるが、死滅または増殖阻害のために標的とされる少なくとも1つの細胞タイプの表面上で同時に発現される。このような標的細胞としては、腫瘍細胞およびウイルス感染細胞が挙げられる。抗原フォークは、それが認識する2つの抗原が、めったにまたは決して正常細胞上で同時に発現されないように設計されるのが好ましい。抗原フォークは、好ましくは、二重特異性抗体であるが、抗体由来ではない結合エレメントからも構築され得る。本発明はまた、抗原フォークを産生するハイブリッドハイブリドーマ、および抗原フォークを投与することにより、癌患者またはウイルス感染患者を治療する方法に関する。デフェロキサミンまたはシスプラチンのような細胞障害性薬剤は、順次または同時に患者に投与されるのが好ましい。
請求項(抜粋):
第一抗原に特異的に結合する第一結合エレメントおよび第二抗原に特異的に結合する第二結合エレメントを含む抗原フォークであって、該第一抗原が少なくとも1つの細胞機能特性において該第二抗原と異なり、該第一抗原および該第二抗原が細胞の表面上で同時に発現され得、そして該抗原フォークの該第一抗原および該第二抗原への結合が該細胞の増殖を阻害する、抗原フォーク。
IPC (9件):
C12P 21/08 ,  A61K 31/16 ,  A61K 33/24 ADU ,  A61K 39/395 ,  C07K 16/08 ,  C07K 16/30 ,  C07K 19/00 ,  C12N 5/10 ,  C12P 21/02
FI (10件):
C12P 21/08 ,  A61K 31/16 ,  A61K 33/24 ADU ,  A61K 39/395 D ,  A61K 39/395 N ,  C07K 16/08 ,  C07K 16/30 ,  C07K 19/00 ,  C12P 21/02 C ,  C12N 5/00 B

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