特許
J-GLOBAL ID:200903010942521694

調節可能な折りローラを備えた紙折り機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-068047
公開番号(公開出願番号):特開平5-201610
出願日: 1992年03月26日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【目的】 調節可能な折りローラを備えた紙折り機において、規定の紙厚さと紙長さと折り方とに相応する折りギャップ幅を誤差なく調節し、確実な紙搬送を保証する。【構成】 折りローラW1,W2,W3,W4,W5対の折りギャップ幅を求める目的で、プロセスコンピュータを設け、該プロセスコンピュータに、折り材料厚さと枚葉紙長さとを手動または紙厚さ測定装置40もしくは紙長さ測定装置41により入力し、所望の折り方および/または前縁前進制限器T1,T2,T3,T4の調節された前縁前進長さを入力し、前記プロセスコンピュータによって、算出された折りギャップ幅をデジタル値として表示させ、かつ/または制御装置を介して供給し、該制御装置に追従制御装置を制御させ、前記追従制御装置に各軸距離を折り材料の1倍または数倍の厚さに相当する折りギャップ幅を無段階調節させ、前記追従制御装置に位置報知器を設け、該位置報知器を前記調節部材と結合する。
請求項(抜粋):
紙折り機であって、互いに半径方向で調節可能でそれぞれ対になって各1つの折り部(A,B,C,D)を形成する複数の折りローラ(W1,W2,W3,W4,W5)が設けられていて、該折りローラが、2てこ腕式の旋回レバー(22)の支承用のてこ腕(23)に支承されており、前記旋回レバーが、半径方向のばね力の作用に抗して互いに離れる方向で運動可能であり、前記旋回レバーの第2のてこ腕(24)が、調節部材(29)によって持ち上げ可能であり、該調節部材を用いて、前記折りローラ(W1,W2,W3,W4,W5)の軸距離(a)が、手動式に調節可能なセルフロック式のねじ山螺合部(29,29′)を介して、処理したい紙厚さと、個々の折り部を通過する紙層の数とに相応して種々の折りギャップ幅に合わせて調節されるようになっており、さらに、機械的または電子的な前縁前進制限器が設けられていて、該前縁前進制限器が、個々の折り部に前置されていて、個々に種々の前縁前進長さに合わせて調節可能である形式のものにおいて、個々の折りローラ(W1,W2,W3,W4,W5)対の折りギャップ幅を求める目的で、入力キーボード(21)とデジタル表示装置(39)とを備えたプログラミングされたプロセスコンピュータ(20)が設けられており、該プロセスコンピュータに、進入する折り材料の厚さと枚葉紙長さとが、手動によるか、または紙厚さ測定装置(40)もしくは紙長さ測定装置(41)の電子アナログ/デジタル変換器を介して入力されて、さらに所望の折り方および/または個々の前縁前進制限器(T1,T2,T3,T4)の調節された前縁前進長さが入力されるようになっており、入力された値から前記プロセスコンピュータ(20)のプログラムに基づき算出された折りギャップ幅がそれぞれデジタル値として表示されるようになっていて、かつ/またはそれぞれ電子比較回路と出力増幅ステップとを備えた制御装置を介して供給されるようになっており、該制御装置が追従制御装置(35)の電気的な変速機付モータ(M1,M2,M3,M4,M5)を制御するようになっており、前記追従制御装置が、それぞれ設けられたねじ山螺合部(29,29′)を介して、個々の軸距離(a)を折り材料のそれぞれ1倍または数倍の厚さに相当する前記折りギャップ幅に合わせて無段階調節するようになっており、さらに前記追従制御装置が実際値発信器として電気的または電子的な位置報知器(P1,P2,P3,P4,P5)を有しており、該位置報知器がそれぞれ前記調節部材(29)と結合されていることを特徴とする、調節可能な折りローラを備えた紙折り機。

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