特許

J-GLOBAL ID：200903010945096234

高強度マルテンサイト系ステンレス鋼部材の製造方法

発明者： 宮坂 明博
出願人/特許権者： 新日本製鐵株式会社
代理人 (1件)： 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-006726
公開番号（公開出願番号）：特開平8-199310
出願日： 1995年01月19日
公開日（公表日）： 1996年08月06日
要約：

【要約】【目的】 本発明は高強度マルテンサイト系ステンレス鋼部材の製造方法に係り、さらに詳しくは高強度マルテンサイト系ステンレス鋼部材を低コストで容易に製造する方法に関する。【構成】 Si:0.01〜1.0%、Mn:0.02〜3.0%、Cr:7.5〜14.0%、Cu:1.5〜4.5%、Ni:0.2〜1.0%、Al:0.005〜0.5%を含有し、C、N、PおよびSを低減した鋼片を、1050〜1300°Cに加熱した後に、1050°C以下における累積圧下量が65%以上で、かつ圧延終了温度を800°C以上とし、少なくとも500°Cまでを0.05°C/秒未満の冷却速度で冷却し、冷間あるいは温間で最終形状に加工した後に、焼入熱処理あるいは焼入焼戻熱処理する。

請求項（抜粋）：

重量%で、Si:0.01 〜 1.0%、Mn:0.02 〜 3.0%、Cr:7.5 〜14.0%、Cu:1.5 〜 4.5%、Ni:0.2 〜 1.0%、Al:0.005〜 0.5%、を含有し、Cを0.05%以下、Nを0.03%以下、Pを0.03%以下、Sを0.01%以下、に低減し、残部はFeおよび不可避不純物からなる鋼片を、1050〜1300°Cの温度に加熱した後に、1050°C以下の温度における累積圧下量が65%以上で、かつ圧延終了温度が800°C以上で熱間圧延を終了し、少なくとも500°Cまでを0.05°C/秒未満の冷却速度で冷却して、金属組織がフェライト分率50%以上からなる鋼とした後、冷間あるいは温間で該鋼を所定の部材の形状に加工した後に、焼入熱処理あるいは焼入焼戻熱処理して、マルテンサイトを主体とする金属組織とすることを特徴とする高強度マルテンサイト系ステンレス鋼部材の製造方法。

IPC (3件)：

C22C 38/00 302 ,  C21D 8/00 ,  C22C 38/42