特許
J-GLOBAL ID:200903010947302265

高電界小形定在波線形加速器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井ノ口 壽
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-040826
公開番号(公開出願番号):特開2000-243599
出願日: 1999年02月19日
公開日(公表日): 2000年09月08日
要約:
【要約】【課題】 加速電子ビームの分布に軸対称性を維持させてX線の強度分布の均一性を得ることを特徴とする小形定在波線形加速器を提供する。【解決手段】 加速マイクロ波電界に強く影響を受ける電子速度の比較的遅い最初の加速段階において、付加陽極12、リエントラントキャビティ13、ビーム開口14、開口15、第1加速キャビティ16、キャビティ17のそれぞれの構造を軸対称に構成することによって、電子の比較的高速でない領域で軸対称な加速電界が発生するため、軸対称な電子分布が得られ、X線の強度分布が均一になる。電圧を適切に設定することにより、電子群の軸方向のバンチング幅が極めて小さくなり、X線のエネルギースペクトラムの幅が小さくなり、特性改善が得られる。ほとんど全ての集束された電子は第1加速器16の中に注入されるので、電子のバックボンバードメントによる電子銃の陰極の破壊を防止することができる。その結果、高電界小形定在波線形加速器の特性を大幅に向上させることができる。
請求項(抜粋):
高電界小形定在波線形加速器において、陰極と付加陽極の間に直流電圧を印加して電子を励起する励起手段と、電子銃と第1加速キャビティの間に軸対称に配置するリエントラントキャビティの中に前記励起電子を注入する注入手段と、電界または磁界の軸対称的に配置する開口を通して加速マイクロ波電界によって電子を変調する変調手段と、軸対称なビーム開口を伝送する間に、電子を集束する集束手段と、前記ビーム開口を通して集束された遅い電子を、前記第1加速キャビティの高いマイクロ波加速電界により加速する加速手段と、マイクロ波電力と電気的に結合する円盤状のキャビティを通して加速キャビティに電気的に結合する結合手段と、これらの構造の構成と電圧設定条件、すなわち適切な電子銃電圧と励起マイクロ波の波長によって定まるビーム開口部の軸方向の長さであるドリフトスペースと変調電力の選択により、ほとんど全ての集束された電子が第1加速器の中に注入されるように構成したことを特徴とする高電界小形定在波線形加速器。
Fターム (12件):
2G085AA04 ,  2G085BA08 ,  2G085BA11 ,  2G085BB01 ,  2G085BB15 ,  2G085BB20 ,  2G085BD01 ,  2G085CA06 ,  2G085CA15 ,  2G085CA21 ,  2G085DA03 ,  2G085DA08

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