特許
J-GLOBAL ID:200903010991769936
内燃機関用燃料噴射装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-205330
公開番号(公開出願番号):特開平7-054730
出願日: 1993年08月19日
公開日(公表日): 1995年02月28日
要約:
【要約】【目的】 ディーゼルエンジンの通常運転状態におけるパイロット要求噴射間隔以内ではメイン噴射時に不斉が生じないようにして高圧燃料の噴射量のばらつきをなくし、ディーゼルエンジンの振動を抑えるようにすることを可能にする。【構成】 段付肩部56に着座する第2バルブ8を主背圧室52内に摺動自在に設け、その第2バルブ8に主背圧室52と連通路66を連通する第2オリフィス83を形成した。そして、第2バルブ8の外周面に、ノズルホルダー5の内周面に摺接する円筒シール部84を設けることにより、第2バルブ8の外周の流路を廃止した。さらに、第2バルブ8を段付肩部56側に付勢するコイルスプリング9のスプリング力を非常に弱くして、ディーゼルエンジンの通常運転状態におけるパイロット要求噴射間隔以内では第2バルブ8が段付肩部56に着座しないようにして、メイン噴射時に凸型の噴射率を得るようにした。
請求項(抜粋):
内燃機関へ高圧燃料を噴射するメイン噴射の前にパイロット噴射を行うようにした内燃機関用燃料噴射装置において、(a)高圧燃料を噴射する噴射孔、燃料が給排される背圧室、この背圧室の前記噴射孔側と逆側に設けられた弁座、およびこの弁座で開口した連通路を有する管状部材と、(b)この管状部材内に移動可能に配され、前記背圧室内に燃料が導入されると前記噴射孔を閉じ、前記背圧室内から燃料が排出されると前記噴射孔を開くニードルと、(c)前記管状部材の背圧室内に移動自在に配され、前記背圧室側の内圧が前記連通路側の内圧以下に低下しているときに前記弁座に着座して前記背圧室と前記連通路とを遮断すると共に、前記背圧室と前記連通路とを連通して前記背圧室内から前記連通路への燃料の排出速度を遅らせる絞り部を有する可動弁体と、(d)内燃機関の通常運転状態におけるパイロット噴射からメイン噴射までの噴射間隔以内では前記可動弁体が前記弁座に着座することを遅延させる遅延手段とを備えた内燃機関用燃料噴射装置。
IPC (2件):
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