特許
J-GLOBAL ID:200903010998764352

チェックバルブ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-036649
公開番号(公開出願番号):特開平8-233133
出願日: 1995年02月24日
公開日(公表日): 1996年09月10日
要約:
【要約】【目的】 流体の圧力損失を増加させることなく、可動弁体とストッパとが衝突する際の衝撃を低減することができる簡素な構造のチェックバルブを得る。【構成】 エンジンの潤滑油供給通路に介設され、バルブハウジング17とバルブシート18と可動弁体19とストッパ20とで構成されているチェックバルブVにおいては、エンジン始動時に潤滑油が供給され始めたときに、潤滑油によって可動弁体19が持ち上げられてストッパ20の突起部31に衝突する。このとき、可動弁体19からストッパ20に対して上向きの強い力が加えられるが、この上向きの力はストッパ20が径方向外向きに弾性変形することによって吸収され、ストッパ20の変形ないしは摩耗が防止される。ここで、ストッパ20は薄い平板状環形部材とされているので、チェックバルブVの構造が簡素化されるとともに、潤滑油の圧力損失が低減される。
請求項(抜粋):
略上下方向に伸びる流体通路に嵌入されるようになっていて、流体通路に嵌入された状態において流体通路軸線方向に伸びる貫通孔と、該貫通孔の下部と一体形成された弁座部とを内部に備えているバルブハウジングと、該バルブハウジングの貫通孔内に配置され、流体の流れが止まっているときには自重で弁座部を閉じる一方、該流体が貫通孔内を上向きに流れるときには該流体により持ち上げられて弁座部を開く可動弁体と、該可動弁体の上方に配置され、流体が貫通孔内を上向きに流れているときに可動弁体を受け止めるストッパとが設けられているチェックバルブにおいて、上記ストッパが、外周部が貫通孔内周部との間に所定のクリアランスを有するように形成され、内周部に可動弁体を受け止める突起部が形成され、周方向に関して一部で切り欠かれ、軸線が貫通孔軸線方向を向くようにして貫通孔内に配置されるようになっている略環形部材であることを特徴とするチェックバルブ。

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