特許

J-GLOBAL ID：200903011025388213

耐黒点性、耐黒変性および耐食性に優れたクロメート処理電気亜鉛めっき鋼板の製造方法

発明者： 岡本 幸太郎 ,  杉本 芳春 ,  鷺山 勝
出願人/特許権者： 日本鋼管株式会社
代理人 (1件)： 石川 泰男
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-275394
公開番号（公開出願番号）：特開平11-106950
出願日： 1997年10月08日
公開日（公表日）： 1999年04月20日
要約：

【要約】【課題】 高温環境下に保管しても、黒点および黒変の発生することがない、耐黒点性、耐黒変性および耐食性に優れたクロメート処理電気亜鉛めっき鋼板を製造する。【解決手段】 電気亜鉛めっき浴中に不純物として含まれるPb2+の含有量が0.5ppm 以下、Ni2+の含有量が80〜250ppm、めっき浴中の Ni2/Pb2+比が250 以上である亜鉛めっき浴中において鋼板を電気亜鉛めっきし、鋼板の表面上に亜鉛めっき層を形成した後、Cr3+/(Cr3++Cr6+)比が0.35〜0.6 のクロム酸、SiO2/Cr比が1〜6のコロイダルシリカ、および、PO4/Cr比が1〜4のPO43- を主成分とするクロメート処理液を鋼板の亜鉛めっき層の表面上に塗布し、そして、100 〜250 °Cの板温で乾燥することによって亜鉛めっき層の上にクロメート皮膜を形成する。

請求項（抜粋）：

電気亜鉛めっき浴中に不純物として含まれるPb2+の含有量が0.5ppm 以下であり、Ni2+の含有量が80〜250ppm の範囲内であり、そして、めっき浴中のNi2+/Pb2+比が250以上である亜鉛めっき浴中において鋼板を電気亜鉛めっきし、前記鋼板の少なくとも1つの表面上に亜鉛めっき層を形成した後、Cr3+/(Cr3++Cr6+)比が0.35〜0.6のクロム酸、SiO2/Cr比が1〜6のコロイダルシリカ、および、PO4 /Cr比が1〜4の PO43-を主成分とするクロメート処理液を、前記鋼板の亜鉛めっき層の表面上に塗布し、そして、100〜250°Cの板温で乾燥することによって、前記亜鉛めっき層の上にクロメート皮膜を形成することを特徴とする、耐黒点性、耐黒変性および耐食性に優れたクロメート処理電気亜鉛めっき鋼板の製造方法。

IPC (3件)：

C23C 28/00 ,  C23C 22/30 ,  C25D 5/26

FI (3件)：

C23C 28/00 C ,  C23C 22/30 ,  C25D 5/26 C

引用特許：

審査官引用 (1件)

• 特開平2-008374