特許
J-GLOBAL ID:200903011063184303

動きベクトル検出装置及びその動きベクトル検出装置を備えた画像符号化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-055302
公開番号(公開出願番号):特開平10-257493
出願日: 1997年03月10日
公開日(公表日): 1998年09月25日
要約:
【要約】【課題】 予測する入力画面の画像ブロック位置が画面のどこにあっても、効率の良い動きベクトルの検出を行うことができるようにする。【解決手段】 予測したい画像ブロック位置(m,n)に基づいて仮設定した探索範囲が水平方向(m成分)のマイナス側にkだけはみ出した場合には、?@で示す範囲、つまり(m-i,n-j)(m-i+k,n-j)(m-i+k,n+j)(m-i,n+j) で定まる矩形範囲が参照画面からはみ出してしまう。したがって、この場合の補正は、範囲?@と同じ形状の範囲?Aを、仮設定した探索範囲の水平方向(m成分)のプラス側に付け足す補正を行なう。そのため、最終的な探索範囲は、太枠で示すように、(m-i+k,n-j)(m+i+k,n-j)(m+i+k,n+j)(m-i+k,n+j) の4点で定まる矩形範囲となる。これは、仮設定した探索範囲と同じ形状で同じ面積となり、探索能力を有効に活用することができる。
請求項(抜粋):
動き補償予測符号化に用いられ、参照画面の所定の探索範囲を探索し、入力画面における予測したい画像ブロックと最も相似の範囲を特定することにより、その位置を動きベクトルとして検出する動きベクトル検出装置であって、前記参照画面における探索範囲を、前記入力画面の予測したい画像ブロック位置に対応する参照画面中の位置に基づき、所定の条件にしたがって決定する探索範囲決定手段と、その探索範囲決定手段によって決定された探索範囲が前記参照画面内に収まらない場合には、その収まらない探索範囲分を、前記参照画面内であり且つ前記参照画面内に元々収まっている探索範囲分に付加し、最終的な探索範囲とする探索範囲補正手段と、を備えていることを特徴とする動きベクトル検出装置。

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