特許
J-GLOBAL ID:200903011067759190

圧潰圧力に優れた油井用継目無マルテンサイト系ステンレス鋼管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-244443
公開番号(公開出願番号):特開平8-109444
出願日: 1994年10月07日
公開日(公表日): 1996年04月30日
要約:
【要約】【目的】 本発明は油井管用の13%Cr鋼管の製造において、高い圧潰圧力を得るための、成分、熱処理方法を提供する。【構成】 13%Cr油井管の製造に際して、C添加量を低く抑えること、Ni,Cu,Nを適当量添加して熱処理(焼ならし)時の加熱においてオーステナイト単相組織を得ること、また必要量のAlを添加するとともに焼ならし温度を規制して当該加熱時のオーステナイト粒径を小さくすること、焼戻し過程で新たにマルテンサイトが生成するのを防止することにより、弾完全塑性体に近い引張特性を有する鋼管を製造し、高い圧潰圧力を得る。【効果】 本発明により、炭酸ガス環境または炭酸ガスに微量の硫化水素が入った環境における耐食性と高い圧潰強度を兼備した13%Cr油井管を製造できる。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.01〜0.06%、Si:0.5%以下、Mn:1.0%以下、P :0.020%以下、S :0.010%以下、Cr:12.0〜14.0%、Al:0.05〜0.1%、N :0.02〜0.1%を含有し、さらにNi:0.5〜5.0%、Cu:0.5〜3.0%の1種または2種を含有し、残部が鉄及び不可避不純物からなる鋼をAc3 点以上900°C以下に加熱後、空冷した後、Ac1 点未満の温度で焼戻すことを特徴とする圧潰圧力に優れた油井用継目無マルテンサイト系ステンレス鋼管の製造方法。
IPC (4件):
C22C 38/00 302 ,  C21D 9/08 ,  C22C 38/42 ,  C22C 38/44

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