特許
J-GLOBAL ID:200903011071916259

卵巣癌の治療方法、ポリホスホエステル組成物、及びその生分解性物品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田中 政浩
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-593290
公開番号(公開出願番号):特表2002-534456
出願日: 1999年12月23日
公開日(公表日): 2002年10月15日
要約:
【要約】【課題】 インビボで各種の異なる抗腫瘍剤を、それらがパクリタキセルのような小さな疎水性医薬であれあるいは治療に有用な蛋白などの大きな嵩ばる生体高分子であれ、腹膜内にコントロ-ルしながら放出する方法の必要性が存在している。【解決手段】 卵巣癌を有している哺乳類の患者を治療するための腹膜内投与に適する生分解性ポリマー組成物であって、該組成物は、(a) 少なくとも1つの抗腫瘍剤と、(b) 式Iで示される繰返しモノマー単位よりなる生分解性ポリマーよりなり、【化75】式中、Xは-O-又は-NR4で、このR4はH又はアルキルであり、Yは-O-、-S-又はNR4-であり、R1とR2はそれぞれ2価の有機部分であり、Lは炭素数が1-20で分岐又は直鎖の2価の脂肪族基、脂環式基又は次式を有する基であり、【化76】R3はH、アルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、複素環又はヘテロシクロオキシよりなる群より選ばれたものであり、そして、nは約5-5,000であり、前記ポリマー組成物は、前記患者の腹膜内への前記抗腫瘍剤の放出期間を延ばし、前記ポリマー組成物は、前記癌からの半数生存率を、前記生分解性ポリマーは含まないが同じ量の前記抗腫瘍剤を含んでいる組成物を投与することによって得られる半数生存率に比べて、少なくとも約10%増加させる生分解性ポリマー組成物。
請求項(抜粋):
卵巣癌を有している哺乳類の患者を治療するための腹膜内投与に適する生分解性ポリマー組成物であって、該組成物は、 (a) 少なくとも1つの抗腫瘍剤と、 (b) 式Iで示される繰返しモノマー単位よりなる生分解性ポリマーよりなり、 【化1】 式中、Xは-O-又は-NR4で、このR4はH又はアルキルであり、 Yは-O-、-S-又はNR4-であり、 R1とR2はそれぞれ2価の有機部分であり、 Lは炭素数が1-20で分岐又は直鎖の2価の脂肪族基、脂環式基又は次式を有する基であり、 【化2】 R3はH、アルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、複素環又はヘテロシクロオキシよりなる群より選ばれたものであり、そして、 nは約5-5,000であり、 前記ポリマー組成物は、前記患者の腹膜内への前記抗腫瘍剤の放出期間を延ばし、 前記ポリマー組成物は、前記癌からの半数生存率を、前記生分解性ポリマーは含まないが同じ量の前記抗腫瘍剤を含んでいる組成物を投与することによって得られる半数生存率に比べて、少なくとも約10%増加させる生分解性ポリマー組成物。
IPC (9件):
A61K 45/00 ,  A61K 9/08 ,  A61K 9/14 ,  A61K 9/56 ,  A61K 9/70 ,  A61K 31/337 ,  A61K 47/24 ,  A61K 47/34 ,  A61P 35/00
FI (9件):
A61K 45/00 ,  A61K 9/08 ,  A61K 9/14 ,  A61K 9/56 ,  A61K 9/70 ,  A61K 31/337 ,  A61K 47/24 ,  A61K 47/34 ,  A61P 35/00
Fターム (36件):
4C076AA06 ,  4C076AA11 ,  4C076AA31 ,  4C076AA53 ,  4C076AA58 ,  4C076AA67 ,  4C076AA71 ,  4C076AA84 ,  4C076BB32 ,  4C076CC27 ,  4C076DD63 ,  4C076EE24 ,  4C076FF32 ,  4C076FF68 ,  4C084AA17 ,  4C084BA44 ,  4C084MA05 ,  4C084MA16 ,  4C084MA27 ,  4C084MA37 ,  4C084MA43 ,  4C084MA44 ,  4C084MA67 ,  4C084NA12 ,  4C084ZB26 ,  4C086AA01 ,  4C086AA02 ,  4C086BA05 ,  4C086MA05 ,  4C086MA16 ,  4C086MA27 ,  4C086MA37 ,  4C086MA43 ,  4C086MA44 ,  4C086MA67 ,  4C086ZB26

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