特許
J-GLOBAL ID:200903011095936781

階層化トランザクション処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂口 博 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-167571
公開番号(公開出願番号):特開平10-069418
出願日: 1997年06月24日
公開日(公表日): 1998年03月10日
要約:
【要約】【課題】潜在的に分散した多数のトランザクションの総体のアトミック性を保証するのと同時に、前記トランザクションの協調のための通信量ならびに前記トランザクションの総体の並行性挙動および処理量を最適化する。【解決手段】本発明の根本的な概念は、トランザクションの総体をトランザクションのグループに分割する手法に基づく。各グループは、「トランザクション階層」または単に「階層」と呼ばれる。各階層は、アトミック・コミット・プロトコルによって処理され、同期化されて、それにより、個々の階層ごとにACID処理結果が保証される。したがって、得られるトランザクションのグループの総体として、すなわち階層の総体として構成される大域トランザクションは、連鎖トランザクション処理の原理にしたがって、連鎖階層のセットとして処理される。連鎖階層実行は、大域トランザクションのアトミック実行を保証する。
請求項(抜粋):
アプリケーション・プログラム定義コミット有効範囲に関してアトミック・コミット・プロトコルによってアプリケーション・プログラムにACID性機能を提供する少なくとも一つのコンピュータ・システムによるトランザクション処理方法において、それぞれが少なくとも一つのメンバ・トランザクションを含む、第一のトランザクション階層および第二のトランザクション階層を少なくとも含むことと、第一のステップにおいて、コミット有効範囲をもつ前記第一のトランザクション階層を処理して、前記アトミック・コミット・プロトコルによって処理結果のACID性を保証し、さらに、前記第一のステップにおいて、前記第二のトランザクション階層の処理を要求するトランザクション実行要求を待ち行列に挿入することと、連鎖トランザクションの概念にしたがって、前記第一のステップを、前記第一のトランザクション階層がその処理を正常にコミットする場合にのみ処理される第二のステップと連鎖させることと、前記第二のステップにおいて、前記待ち行列から前記トランザクション実行要求を取り出すことを含み、さらに、前記第二のステップにおいて、コミット有効範囲をもつ前記第二のトランザクション階層を処理して、前記アトミック・コミット・プロトコルによって処理結果のACID性を保証することと、を特徴とする方法。

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