特許
J-GLOBAL ID:200903011153900539
免疫定量装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
滝本 智之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-336565
公開番号(公開出願番号):特開平10-177026
出願日: 1996年12月17日
公開日(公表日): 1998年06月30日
要約:
【要約】【課題】 被検液中の抗原量を、酵素標識抗体との特異結合により測定する免疫定量測定に関し、特に酵素標識抗体に対する酵素基質の拡散速度や、被検液中のタンパク質などによる酵素反応量のばらつきを低減し、測定精度を向上する。【解決手段】 検体口13から導入した被検液中の抗原は、試薬層2中の酵素標識抗体と反応層4にて特異結合する。特異結合しなかった酵素標識は、抗原不溶化膜8に結合する。半透過性シール9を迂回して基質層10に流れ込んだ被検液に酵素基質は溶け込む。基質層10からの酵素基質は半透過性シール9を通過して、作用電極6,対電極7へ迅速かつ均一に拡散し、抗原不溶化膜8に結合した酵素標識抗体との間で酵素反応が生じる。酵素基質の拡散速度にばらつきは生じず、迅速な測定ができる。
請求項(抜粋):
少なくとも被検液中の目的とする抗原に特異結合する酵素標識抗体を含む試薬層と、前記試薬層に導入された被検液と酵素標識抗体との間で特異結合が行われる反応層と、前記被検液中の抗原と特異結合しなかった酵素標識抗体を取得するため、被検液中に含まれる抗原と同じ抗原を予め固定した抗原不溶化膜と、前記抗原不溶化膜に特異結合した酵素標識抗体に対する酵素基質を含む基質層と、前記抗原不溶化膜及び基質層の上部に設けられ、前記抗原不溶化膜に特異結合した酵素標識抗体と前記酵素基質との間で生じる酵素反応量に応じた電流値をモニタする電極とを備えた免疫定量装置であって、前記抗原不溶化膜と基質層との間に、前記酵素標識は通過させず、前記酵素基質は通過しうる半透過性シールを設けたことを特徴とする免疫定量装置。
IPC (2件):
G01N 33/543 591
, G01N 27/327
FI (2件):
G01N 33/543 591
, G01N 27/30 353 B
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