特許
J-GLOBAL ID:200903011173127070

スクロール型膨張機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-028714
公開番号(公開出願番号):特開2000-227080
出願日: 1999年02月05日
公開日(公表日): 2000年08月15日
要約:
【要約】【課題】 原動機としてのスクロール型膨張機の効率を高める。【解決手段】 スクロール型膨張機においては、中心部の吸入室11aに高圧の流体が供給されると共に、中心部から外周部に向かって移動する作動室10内において膨張して低圧となった流体が外周部の吐出室17から排出される。ロータ8又はシェル9のエンドプレート等に、移動する作動室10と大気圧空間や吐出室17等の低圧部とを連通させるバイパスポート13と逆止弁が設けられ、作動室内の圧力が低圧部の圧力よりも低下する過膨張時に逆止弁が開弁して低圧部の流体を作動室内へ導入し、作動室内の圧力を低圧部の圧力まで高めて、膨張機が駆動される状態となることを防止する。本発明の特徴として、バイパスポート13a,bはスクロールの外周の巻き終わり部8c,9bから360°以下の角度範囲だけ戻った位置に形成される。
請求項(抜粋):
渦巻き形のラップ及びエンドプレートを有し、回転可能なシャフトの回りに公転をすることができるように支持された可動スクロールと、渦巻き形のラップ及びエンドプレートを有し、前記可動スクロールと噛み合うことによって間に複数個の作動室を形成するように、前記可動スクロールに対向して固定される固定スクロールと、前記可動スクロール及び前記固定スクロールの中心部において、前記作動室へ高圧の流体を供給する吸入室と、前記可動スクロール及び前記固定スクロールの外周部において、前記作動室から排出される低圧の流体を受け取る吐出室とを備えており、前記吸入室から前記作動室内へ供給された高圧の流体が前記作動室内で膨張することによって、前記作動室が前記中心部から前記外周部に向かって移動しながらその容積が増大し、それに伴って前記作動室内の流体の圧力が低下したのちに前記吐出室へ排出されるように構成されたスクロール型膨張機において、前記作動室の少なくとも一部と低圧部とを連通させ得るバイパスポートと、前記バイパスポートに設けられて前記作動室内の圧力が前記低圧部の圧力よりも低下した時に開弁することにより、前記バイパスポートを介して前記低圧部から流体を前記作動室内へ導入し、前記作動室内の圧力を前記低圧部の圧力まで高めるように作動する逆止弁とを備えていると共に、前記バイパスポートが、前記可動スクロール及び前記固定スクロールの前記外周部の巻き終わり部から前記中心部の巻き始め部に向かって、それぞれ前記ラップに沿って360°以下の角度範囲だけ戻った位置に配置されていることを特徴とするスクロール型膨張機。
IPC (2件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02
FI (2件):
F04C 18/02 311 X ,  F04C 18/02 311 P
Fターム (11件):
3H039AA02 ,  3H039AA04 ,  3H039AA12 ,  3H039BB28 ,  3H039CC02 ,  3H039CC03 ,  3H039CC07 ,  3H039CC26 ,  3H039CC30 ,  3H039CC34 ,  3H039CC40

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