特許
J-GLOBAL ID:200903011192807929

交流電動機の制御方法と異常検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-170577
公開番号(公開出願番号):特開平8-033194
出願日: 1994年07月22日
公開日(公表日): 1996年02月02日
要約:
【要約】【目的】高精度の検出器を使用せずに電動機の1次抵抗値を高い精度で,短時間で,且つ位相角の違いによる誤差を排除して測定し、且つ交流電動機や電力変換手段の断線,欠相,3相不平衡等の異常をも検出することにある。【構成】磁化電流検出値IM と磁化電流指令値IM * との偏差の積分又は比例積分演算結果の1次抵抗推定値R1 # を1次抵抗実際値R1 の代わりに使って電圧降下を演算する。このとき電流パターンに従って変化する磁化電流指令値IM **を使って1次抵抗推定値R1 # が1次抵抗の真値に達するまでの時間を短縮する。又位相指令値φ* に従って各相毎の1次抵抗推定値を平均した平均1次抵抗推定値R1M# を使って相間のばらつきを補正する。更に位相指令値φ* に従って得られる各相毎の1次抵抗推定値を相互に比較して欠相や断線などの異常を検出する。
請求項(抜粋):
交流電動機に流れる電流を検出して磁束に平行な磁化電流成分と磁束と直交するトルク電流成分とに分解し、この前記磁化電流検出値を所定の磁化電流指令値に一致させる調節演算を行い、この演算結果と別途に定める当該交流電動機の1次巻線抵抗と当該交流電動機への配線抵抗と電力変換手段の抵抗分との合成抵抗(以下においては、この合成抵抗を1次抵抗と称する)による電圧降下との加算結果から磁化電圧指令値を求め、この磁化電圧指令値と別途定めるトルク電圧指令値とで制御する電力変換手段が出力する交流電力で、前記交流電動機を所望速度で運転する交流電動機の制御方法において、前記磁化電流指令値と磁化電流検出値との偏差を積分演算し,又は比例積分演算して1次抵抗推定値を求め、この1次抵抗推定値と前記磁化電流指令値とを乗算して前記1次抵抗による電圧降下分を求め、この1次抵抗による電圧降下分を前記調節演算結果に加算し、この加算結果を磁化電圧指令値とし、前記電力変換手段をこの磁化電圧指令値で制御することを特徴とする交流電動機の制御方法。
IPC (4件):
H02H 7/08 ,  H02P 5/00 ,  H02P 5/28 302 ,  H02P 21/00

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