特許
J-GLOBAL ID:200903011325526375

シール装置付転がり軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-008491
公開番号(公開出願番号):特開平9-196071
出願日: 1996年01月22日
公開日(公表日): 1997年07月29日
要約:
【要約】【目的】 第一、第二のシールリング12、13の軸3及び外輪1に対する支持強度を向上させて、シール性を向上させる。【構成】 各シールリング12、13を構成する第一、第二の芯金14、15の一部に第一、第二の平坦部19、21を形成し、各平坦部19、21と、第一、第二の係止溝16、17の内側面16a、17aとを対向させる。又、各部の寸法を規制する事により、上記各シールリング12、13が、当該シールリング12、13を支持している軸3又は外輪1に対し回転したり、或は軸方向に変位する事を防止する。
請求項(抜粋):
内周面に外輪軌道を有する外輪相当部材と、外周面に内輪軌道を有する内輪相当部材と、上記外輪軌道と内輪軌道との間に設けられた複数の転動体と、それぞれが円輪状の芯金とこの芯金により補強された弾性材とにより円輪状に構成されて、上記外輪相当部材の内周面と上記内輪相当部材の外周面との間に、これら外輪相当部材及び内輪相当部材の軸方向に亙って互いに直列に設けられた第一、第二のシールリングとを備え、第一のシールリングの内周縁は上記内輪相当部材の外周面に形成された第一の係止溝に係止されると共に、この第一のシールリングの外周縁は上記外輪相当部材の内周面に摺接しており、第二のシールリングの外周縁は上記外輪相当部材の内周面に形成された第二の係止溝に係止されると共に、この第二のシールリングの内周縁は上記内輪相当部材の外周面に摺接しており、内側に設けられて上記転動体と対向するシールリングの外側面に設けられたシールリップの先端縁は外側に設けられて外部空間と対向するシールリングを構成する芯金の内側面に摺接しているシール装置付転がり軸受に於いて、次の?@〜?Eの要件を総て備える事を特徴とするシール装置付転がり軸受。?@ 上記第一のシールリングを構成する第一の芯金の内周寄り部分には、上記内輪相当部材の中心軸に対して直角方向に広がり、この第一のシールリングの内周縁にまで達する第一の平坦部が全周に亙って形成されており、この第一の平坦部の外径をd<SB>1</SB> とし、上記内輪相当部材の外径をd<SB>2</SB> とし、上記第一の芯金の内径をd<SB>3</SB> とし、上記第一の係止溝の溝底部の直径をd<SB>4</SB> とした場合に、d<SB>1</SB> >d<SB>2</SB>>d<SB>3</SB> >d<SB>4</SB> である。?A 上記第二のシールリングを構成する第二の芯金の外周寄り部分には、上記外輪相当部材の中心軸に対して直角方向に広がり、この第二のシールリングの外周縁にまで達する第二の平坦部が全周に亙って形成されており、この第二平坦部の内径をr<SB>1</SB> とし、上記外輪相当部材の内径をr<SB>2</SB> とし、上記第二の芯金の外径をr<SB>3</SB> とし、上記第二の係止溝の溝底部の直径をr<SB>4</SB> とした場合に、r<SB>1</SB> <r<SB>2</SB> <r<SB>3</SB> <r<SB>4</SB> である。?B 上記第一の係止溝の内側面は上記第一の平坦部と平行であり、これら第一の係止溝の内側面と上記第一の平坦部との間には、上記第一のシールリングを構成する弾性材の一部が挟持されている。?C 上記第二の係止溝の内側面は上記第二の平坦部と平行であり、これら第二の係止溝の内側面と上記第二の平坦部との間には、上記第二のシールリングを構成する弾性材の一部が挟持されている。?D 上記第一の係止溝の幅方向の中心を通り、上記内輪相当部材の中心軸に対して直角方向に広がる面は、上記第一の平坦部の内周縁と交差する。?E 上記第二の係止溝の幅方向の中心を通り、上記外輪相当部材の中心軸に対して直角方向に広がる面は、上記第二の平坦部の外周縁と交差する。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭62-278315
  • 特開昭62-278315

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