特許
J-GLOBAL ID:200903011365278943

回転電機の電機子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-126810
公開番号(公開出願番号):特開平9-312961
出願日: 1996年05月22日
公開日(公表日): 1997年12月02日
要約:
【要約】【課題】 電機子コイル端部での過熱を防止し、もって小型大出力でありながら運用寿命が長い回転電機の電機子を提供すること。【解決手段】 回転自在な電機子軸と、外周面に軸長方向に延びる複数の溝(スロット)30が形成されている電機子鉄心3と、電機子鉄心3に保持されている電機子コイルとからなる電機子。電機子コイルは上層コイル1および下層コイル2からなり、両者のコイル端部12,22,12R,22Rは、その軸長方向の厚さT1,T2,T1R,T2Rが、上層コイル辺11の半径方向の厚さH1や下層コイル辺21の半径方向の厚さH2よりも厚いことが特徴である。従来は過熱しやすかったコイル端部12,22,12R,22Rにおいて、電気抵抗の減によるジュール熱の抑制と熱容量および放熱面積の増大と送風作用の向上とから過熱防止効果が得られ、小型高出力の回転電機の信頼性が向上してその寿命が伸びる。
請求項(抜粋):
回転自在に軸支されている電機子軸と、該電機子軸に固定されており外周面に軸長方向に延びる複数の溝が形成されている電機子鉄心と、該電機子鉄心の該溝に保持されている電機子コイルと、を備え、前記電機子コイルは、前記鉄心の前記溝の上層部に保持されている上層コイル辺と、該上層コイル辺の一端から前記電機子軸側へ延びている上層コイル端部と、該上層コイル端部の該電機子軸側の一端に連続して設けられている上層コイル接続部とからなる上層コイルと、該鉄心の該溝の下層部に保持されている下層コイル辺と、該下層コイル辺の一端から該電機子軸側へ延びている下層コイル端部と、該下層コイル端部の電機子軸側の一端に連続して設けられている下層コイル接続部とからなる下層コイルとから構成され、該上層コイル接続部および該下層コイル接続部は、互いに接続されている回転電機の電機子において、該上層コイル端部および該下層コイル端部のうち少なくとも一方の軸長方向の厚さが、上層コイル辺または下層コイル辺の半径方向の厚さよりも、厚いことを特徴とする回転電機の電機子。
IPC (3件):
H02K 23/26 ,  H02K 3/04 ,  H02K 13/00
FI (3件):
H02K 23/26 ,  H02K 3/04 J ,  H02K 13/00 D

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