特許
J-GLOBAL ID:200903011375059182

自動車の慣性走行装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-065885
公開番号(公開出願番号):特開平6-241243
出願日: 1993年02月17日
公開日(公表日): 1994年08月30日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 液体燃料若しくはバッテリ電力を使用する自動車の燃料と電力の消費を大幅に減少せしめる装置を得る。【構成】 出力軸を入力とする第1の回転軸9を設け、それが正転したときに、1方向円錐ローラベアリングクラッチを介して第2の回転軸7を同方向に駆動して、その駆動トルクにより自動車を走行する。この走行速度はアクセルペタルの踏み込み角により制御できる。アクセルペタルを復帰して、駆動源の回転速度が低下すると、1方向円錐ローラベアリングクラッチの作用で駆動輪のみが自由に回転して慣性走行を行なう。ブレーキペタルを踏むと、クラッチは双方向クラッチに転化して、エンジン制動若しくは回生制動が作動し、この走行モードが持続される。アクセルペタルを踏むと走行モードは自動的に解除され、慣性走行のモードに転換される。
請求項(抜粋):
自動車の原動機の出力トルクを車輪に伝達して走行するトルク伝達装置の1部に介在されて慣性走行を行なう装置において、軸受により回動自在に支持された第1の回転軸と、該回転軸の端部に下底面中心部が固定された金属製の円錐台と、軸受により回動自在に支持された第2の回転軸と、該回転軸の端部に上底面中心部が固定され、前記した円錐台の側面外周と所定の空隙長で内周面が対向保持されている金属製の中空円錐台と、前記した円錐台と中空円錐台の空隙に円錐台の母線に対して所定の僅かな傾斜角を保持して並置されて、空隙内を転動するとともに径の大きい底面が中空円錐台の開口部側にあるように装着された複数個の細長型円錐ローラと、該円錐ローラの径の小さい端部を前記した円錐台の上底面外周側に等しいピッチで遊嵌して保持する装置と、前記した円錐台の下底面部側において第1の回転軸に対して回動できるように支持された円板の外周に細長型円錐ローラの径の大きい端部を等しいピッチで遊嵌して保持する装置と、該円板の正逆方向の所定の角度の回動を制御して、細長型円錐ローラの前記した母線に対する傾斜角を所定値に保持する第1のモードならびに母線に対して反対方向に同じ傾斜角を保持する第2のモードを選択して保持せしめる駆動装置と、アクセルペタルを踏む初期の段階において、第1のモードに転化する装置と、ブレーキペタルを踏む初期の段階において、第2のモードに転化する装置と、第1,第2の回転軸の両者のいずれかにより原動機のトルク伝達を行ない他のいずれかより車輪にトルク伝達を行なう手段とより構成されたことを特徴とする自動車の慣性走行装置。

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