特許
J-GLOBAL ID:200903011456526486

エアーバッグ展開用開口部を形成するための2段階カッタ構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 絹谷 信雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-240264
公開番号(公開出願番号):特開平7-164991
出願日: 1994年10月04日
公開日(公表日): 1995年06月27日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 ビニールカバー層10で覆われた内装部品・構造12にエアーバッグ展開用開口部を形成する装置を提供する。【構成】 展開用ドア基盤18には、上方に曲げられたリム26がドア基盤18の蝶番式に接続されていない辺に沿って設けられている。このリム26によって、第2段目のカッティング圧力がビニールカバー層10の内側に作用する。第1段目の穴あけカッターパネル30はドア基盤18に、下方に傾けられて接続しているので最初に、膨張するエアーバッグに接触し穴あけ要素34は、ドア基盤パネル18が動く前にビニールカバー層10を貫通する。したがって、ドアパネル18のリム26によるカッティングが進行する前に、ドアパターンの中央部及びコーナ部においてビニールカバー層10に穴があけられる。
請求項(抜粋):
自動車の搭乗者コンパートメントの内装構造にエアーバッグ展開用開口部を形成する装置であって、上記内装構造の後に取付けられたキャニスタにエアーバッグが格納されるタイプの装置において、上記エアーバッグキャニスタの上に開口部を有する内装構造基盤パネルが設けられ、少なくとも1つの展開用ドア基盤パネルが上記内装構造基盤パネルの上記開口部に嵌合し、上記ドア基盤パネルは複数の辺を有し、その一辺が上記開口部の周部に沿って上記内装構造に蝶番式に接続され、その他の辺は自由に動くことができ、よって上記ドア基盤パネルは旋回して上記内装構造基盤開口部の外へ出ることができ、上記ドア基盤パネルと上記内装構造の外側の上にカバー層が設けられ、カッターパネルを有する第1段目のカッタが設けられ、上記カッターパネルは上記ドア基盤パネルとほぼ同じように延びる辺を有し、上記カッターパネルは上記ドア基盤パネルの内側に設けられて、上記ドア基盤パネルと同じ辺の所で蝶番式に接続され、上記カッターパネルは最初は、上記ドア基盤パネルから内方へ旋回し、穴あけ要素のアレイが上記カッターパネルから上方へ延びており、各穴あけ要素は穴あけポイントを有し、上記穴あけポイントは、上記カッターパネルが上方に旋回して上記ドア基盤パネルに当接するとき、上記ドア基盤パネルの辺に沿った上記パターン上の点で、上記カバー層の内側に接触するような位置に設けられており、外側に曲げられた境界リムが上記ドア基盤パネルの上記その他の辺の周部に沿って設けられ、上記境界リムは上記カバー層の内側の近くまで外方に延びており、したがって、上記第1段目のカッタの穴あけ要素が上記カッターパネルの非蝶番式接続辺によって決められるパターンで上記カバー層を貫通した後に、上記エアーバッグの膨張により上記エアーバッグが上記ドア基盤パネルを強制的に蝶番式に開こうとする際、上記ドア基盤パネルの上記リムは、第2段目の破断圧力を上記カバー層にかけることができることを特徴とする装置。

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