特許
J-GLOBAL ID:200903011456529655

クリアランスの均一な温度応答性可変パッキングリング

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-104733
公開番号(公開出願番号):特開平11-351408
出願日: 1999年04月13日
公開日(公表日): 1999年12月24日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】蒸気タービンなどの回転部材と静止部材との間の、始動時の大きなクリアランス位置と定常運転時の小さなクリアランス位置との間での、パッキングリング・セグメントの移動を制御する装置。【解決手段】可変クリアランスパッキングリングは、静止部材に設けたダブテール形状のスロットに配置される複数の円周方向に延在するセグメント、ロータに対向する円弧状シール面、およびダブテールスロット内の軸線方向に延在するフランジを含む。ピンが、セグメントのフランジおよびシール面間の位置で静止部材の両側から軸線方向に突出する。センタリングリング50がピンに装着され、リングの熱膨張係数はセグメントの熱膨張係数より大きい。センタリングリングはセグメントのフランジに第1位置で係合し、またセグメントおよびセンタリングリングの相対的熱膨張に応答してフランジに第2位置で係合し、ばねのバイアス力でセグメントを半径方向内方に移動させる。
請求項(抜粋):
軸線のまわりに回転する部材、前記軸線のまわりに位置する静止部材、および前記軸線のまわりに前記静止部材により保持された複数の支持部材を備える機械に用いる可変クリアランス・パッキングリングにおいて、前記軸線のまわりのパッキングリング・セグメントであって、前記回転部材に向かい合う円弧状シール面および軸線方向に延在する第1円弧状フランジを有するパッキングリング・セグメントと、前記支持部材の一つにより係合され得る要素とを備え、この要素は、前記第1フランジにそれに沿った第1位置で係合して前記セグメントのシール面を回転部材に対して第1クリアランス位置に維持し、前記要素の熱膨張係数が前記セグメントの熱膨張係数より大きく、前記要素は、前記セグメントおよび前記要素の相対的熱膨張に応答して前記第1フランジにそれに沿った第2位置で係合し、前記セグメントが前記要素に対して半径方向内方に移動し、前記シール面を前記第1クリアランス位置より半径方向内方の、前記回転部材に対する第2クリアランス位置に位置させることを可能にする、可変クリアランス・パッキングリング。

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