特許
J-GLOBAL ID:200903011485157767

構造物の制震装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 拓也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-250362
公開番号(公開出願番号):特開2000-064655
出願日: 1998年08月19日
公開日(公表日): 2000年02月29日
要約:
【要約】【課題】 地震発生時に建物が大きく震動するのを抑制するための制震装置であって、円滑且つ確実な制震作用を行うと共に既設の建物にも容易に且つ精度よく施工し得る制震装置を提供する。【解決手段】 内部に粘性体を収容している偏平な容器に抵抗板を挿入してこの抵抗板の下端面を転子を介して容器の長さ方向に移動自在に支持させ、この抵抗板を備えている容器を建物の上階側構造体と下階側構造体との対向面間に介装して該容器の外底面を下階側構造体上に固定し、抵抗板の上端面と上階側構造体の下面とに係合突起と該係合突起を抵抗板に直交する方向に摺動させ且つ抵抗板の長さ方向には係止させる横溝部材とをそれぞれ固着させた構造を有して、地震発生時に係合突起と横溝部材との係合により、抵抗板を容器の長さ方向に移動させて粘性抵抗による制震作用を奏するように構成している。
請求項(抜粋):
構造物の上階側構造体と下階側構造体との間に介装された制震装置であって、上記下階側構造体の上面に立設、固定され且つ内部に粘性体を収容している平面長方形状の容器と、この容器内に挿入されて該容器に面内方向に移動自在に支持された抵抗板と、容器の開口上端から突出した上記抵抗板の上端面とこの上端面に対向する上階側構造体の下面とに設けられて上記抵抗板の面外方向に対する上階側構造体と抵抗板との相対水平移動を許容すると共に面内方向に対しては上階側構造体と抵抗板とを一体的に水平移動を可能にする係合手段とからなることを特徴とする構造物の制震装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平1-312170

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