特許
J-GLOBAL ID:200903011489886933

自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 健二 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-294746
公開番号(公開出願番号):特開平8-150922
出願日: 1994年11月29日
公開日(公表日): 1996年06月11日
要約:
【要約】【目的】自動ブレーキ作動中において、運転者のブレーキ操作部材の操作フィーリングを通常ブレーキ時の操作フィーリングと大きく変化しないようにする。【構成】自動ブレーキ作動中にブレーキペダルを踏み込むと、ペダルロッド36および第2ピストン37が前進する。このとき、入口弁40および出口弁41がともに閉じて液圧室38が密閉状態となり、しかも作動液が非圧縮流体であるから、第1ピストン35およびバルブ作動ロッド19がロスストロークすることなく前進する。これにより、負圧倍力装置が出力して通常ブレーキが作動する。こうして、自動ブレーキによるブレーキ力に更に通常ブレーキによるブレーキ力が加えられ、全体のブレーキ力が増大する。また、ブレーキペダルがロスストロークすることなく移動するので、ペダルフィーリングが通常ブレーキのみのときと変化なく、良好なペダルフィーリングが得られる。
請求項(抜粋):
ブレーキ操作部材の操作により前進する入力軸とこの入力軸の入力に対応して所定のサーボ比で倍力された力を発生する倍力機構とこの倍力機構で発生した力を前進して出力する出力軸とを備え、前記入力軸の入力に応じて所定のサーボ比で倍力して前記出力軸から出力するブレーキ倍力装置において、前記入力軸または前記出力軸の一部を構成する第1ロッドと、前記入力軸または前記出力軸の他部を構成し前記ブレーキ操作部材に連結された第2ロッドと、前記第1および第2ロッド間に配設されたシリンダと、前記第1ロッドに設けられ前記シリンダの内周面に液密でかつ摺動自在である第1ピストンと、前記第2ロッドに設けられ前記シリンダの内周面に液密でかつ摺動自在であるとともに自動ブレーキの非作動時に前記第1ロッドの後端が当接される第2ピストンと、これら第1および第2ピストンにより前記シリンダ内に区画形成され自動ブレーキ作動時圧力作動液が供給されるとともに内部が制御圧力となったときに密閉状態に設定される液圧室と、この液圧室に対し前記圧力作動液を給排するとともに前記液圧室を前記密閉状態に設定する制御弁を少なくとも有する液圧回路と、前記制御弁を制御するコントローラとから構成されていることを特徴とする自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置。
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開平1-204845
  • 特公平3-503515
  • 特開昭52-004969

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