特許
J-GLOBAL ID:200903011628534036

摩擦伝動式波動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-054929
公開番号(公開出願番号):特開平6-241285
出願日: 1993年02月20日
公開日(公表日): 1994年08月30日
要約:
【要約】【目的】 遊星ローラによって波動発生器が構成されている形式の摩擦伝動式波動装置において、その摩擦接触部分に発生する法線力の変動を抑制して、トルク伝達特性を安定させること。【構成】 摩擦伝動式波動装置1において、剛性環状部材2の摩擦接触面2aに対して、可撓性環状部材3の摩擦接触面3aが、波動発生器5によって接触した状態にある。波動発生器5は、中心Oを中心とする円C上の位置に配置された複数の遊星ローラ6と、これらの遊星ローラ6を自転自在に支持しているキャリアと、可撓性環状部材3の側から各遊星ローラに作用する法線力を受けるために、これらの遊星ローラ6に接触している円形外周面8aを備えている支持部材8から構成されている。各遊星ローラ6は支持部材8によって支持されているので、各部材の弾性変形、温度変化に起因した法線力の変動が抑制され、安定した法線力が保持される。
請求項(抜粋):
内周面が円形の摩擦接触面となっている剛性環状部材と、この環状部材の摩擦接触面に係合可能な摩擦接触面が外周面に形成されている可撓性環状部材と、この可撓性環状部材を半径方向に撓めて、その摩擦接触面を前記剛性環状部材の摩擦接触面に対して部分的に摩擦接触させると共に、これらの摩擦接触位置を周方向に移動させる波動発生器とを有し、この波動発生器は、前記可撓性環状部材をその内周面の側から半径方向の外側に向けて撓めて、その摩擦接触面を前記剛性環状部材の摩擦接触面に摩擦接触させた状態となるように、前記剛性環状部材の摩擦接触面の中心を中心とする円上の位置に配置された複数の遊星ローラと、これらの遊星ローラを自転自在に支持しているキャリアと、前記可撓性環状部材の側から各遊星ローラに作用する法線力を受けるために、これらの遊星ローラに接触している円形外周面を備えている支持部材とを有することを特徴とする摩擦伝動式波動装置。

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