特許
J-GLOBAL ID:200903011641743680

嘔吐の治療のための薬剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-121042
公開番号(公開出願番号):特開平7-053362
出願日: 1994年06月02日
公開日(公表日): 1995年02月28日
要約:
【要約】【目的】 ヒトを含めた哺乳動物において嘔吐を治療または予防する。【構成】 本発明は、ヒトを含めた哺乳動物において特定のキヌクリジン誘導体、ピペリジン誘導体、アザノルボルナン誘導体、エチレンジアミン誘導体および関連化合物を用いて嘔吐を治療または予防する方法に関するものである。
請求項(抜粋):
哺乳動物に下記の化合物を投与することよりなる、哺乳動物において嘔吐を治療または予防する方法:(a)上記の状態を治療または予防するのに有効な量の次式の化合物またはそれらの薬剤学的に許容しうる塩類:[式中のAは、フェニル、ナフチル、チエニル、キノリニルおよびインドリニルから選ばれる環系であり、NR2R3を含む側鎖は環系Aの炭素原子に結合しており;AAは、フェニル、ナフチル、チエニル、ジヒドロキノリニルおよびインドリニルから選ばれるアリール基であり、NR2R3を含む側鎖はAAの炭素原子に結合しており;W1は、水素、ハロ、または所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C6)アルキル、S-(C1-C3)アルキル、ハロまたは(C1-C6)アルコキシであり;Wは、水素、所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C6)アルキル、-S(O)v-(C1-C6)アルキル(ここでvは0、1または2である)、ハロ、または所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C6)アルコキシであり;Rは、酸素、窒素およびイオウから選ばれる1-3個の異種原子を含む4、5または6員の複素環(たとえばチアゾリル、アゼチジニル、ピロリル、ピラゾリル、1,2,3-トリアゾリル、1,2,4-トリアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、イソオキサゾリルまたはオキサゾリル)であり、ここで複素環は0-3個の二重結合を含んでもよく、かつ所望により1個または2個以上の置換基、好ましくは1個または2個の置換基で置換されていてもよく、これらの置換基は独立して、所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C6)アルキル、および所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C6)アルコキシから選ばれ;R1は、アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、ジ(C1-C6)アルキルアミノ、-S(O)v-(C1-C10)アルキル(ここでvは0、1または2である)、-S(O)v-アリール(ここでvは0、1または2である)、-O-アリール、-SO2NR4R5(ここでR4およびR5はそれぞれ独立して(C1-C6)アルキルであるか、またはR4およびR5はそれらが結合している窒素と一緒に1個の窒素および3-6個の炭素を含む飽和環を形成している)(ここで一方または両方のアルキル部分が所望により1-3個のフッ素原子で置換されていてもよい)、-N(SO2-(C1-C10)アルキル)2およびから選ばれ;これらにおいて-S(O)v-アリール、-O-アリールおよびのアリール部分は独立してフェニルおよびベンジルから選ばれ、かつ所望により、(C1-C4)アルキル、(C1-C4)アルコキシおよびハロから独立して選ばれる1-3個の置換基で置換されていてもよく;またはR1は次式の基であり:式中のaは0、1または2であり、星印はR2R3NCH2側鎖に対してメタの位置を表し;式Ib中の点線はX-YおよびY-Z結合のうち一方が所望により二重結合であってもよいことを表し;Xは、=CH-、-CH2-、-O-、-S-、-SO-、-SO2-、-N(R4)-、-NH-、=N-、-CH[(C1-C6)アルキル]-、=C[(C1-C6)アルキル]-、-CH(C6H5)-、および=C(C6H5)-から選ばれ;Yは、C=O、C=NR4、C=S、=CH-、-CH2-、=C[(C1-C6)アルキル]-、-CH[(C1-C6)アルキル]-、=C(C6H5)-、-CH(C6H5)-、=N-、-NH-、-N(R4)-、=C(ハロ)-、=C(OR4)-、=C(SR4)-、=C(NR4)-、-O-、-S-およびSO2から選ばれ、=C(C6H5)-および-CH(C6H5)-のフェニル部分は所望により、トリフルオロメチルおよびハロから独立して選ばれる1-3個の置換基で置換されていてもよく、=C[(C1-C6)アルキル]-および-CH[(C1-C6)アルキル]-のアルキル部分は所望により1-3個のフッ素原子で置換されていてもよく;Zは、=CH-、-CH2-、=N-、-NH-、-S-、-N(R4)-、=C(C6H5)-、-CH(C6H5)-、=C[(C1-C6)アルキル]-、および-CH[(C1-C6)アルキル]-から選ばれ;またはX、YおよびZは、ベンゾ環とXYZ環との間で共有される2個の炭素原子と一緒に、縮合したピリジンもしくはピリミジン環を形成し;X1は、水素、所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C10)アルコキシ、または所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C10)アルキルであり;X2およびX3は独立して、水素、ハロ、ニトロ、所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C10)アルキル、所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C10)アルコキシ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、フェニル、シアノ、アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、から選ばれ;R4は、(C1-C6)アルキルまたはフェニルであり;R2は、水素または-CO2(C1-C10)アルキルであり;R3は下記より選ばれ:これらにおいてR6およびR10は独立して、フリル、チエニル、ピリジル、インドリル、ビフェニルおよびフェニルから選ばれ、フェニルは所望により1個または2個の置換基で置換されていてもよく、これらの置換基は独立してハロ、所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C10)アルキル、所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C10)アルコキシ、カルボキシ、ベンジルオキシカルボニル、および(C1-C3)アルコキシ-カルボニルから選ばれ;R7は、(C3-C4)分枝鎖アルキル、(C5-C6)分枝鎖アルケニル、(C5-C7)シクロアルキル、およびR6の定義中に挙げた基から選ばれ;R8は、水素または(C1-C6)アルキルであり;R9およびR19は独立して、フェニル、ビフェニル、ナフチル、ピリジル、ベンゾヒドリル、チエニルおよびフリルから選ばれ、R9およびR19は所望により1-3個の置換基で置換されていてもよく、これらの置換基は独立してハロ、所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C10)アルキル、および所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C10)アルコキシから選ばれ;Y1は(CH2)lであり、ここでlは1-3の整数であり、またはY1は次式の基であり:Z1は、酸素、イオウ、アミノ、(C1-C3)アルキルアミノまたは(CH2)nであり、ここでnは0、1または2であり;xは0-4の整数であり;yは0-4の整数であり;zは0-6の整数であり、(CH2)zを含む環は0-3個の二重結合を含んでもよく、(CH2)zの炭素のうち1個が所望により酸素、イオウまたは窒素で置き換えられていてもよく;oは2または3であり;pは0または1であり;rは1、2または3であり;R11は、チエニル、ビフェニルまたはフェニルであり、これらは所望により1個または2個の置換基で置換されていてもよく、これらの置換基は独立してハロ、所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C10)アルキル、および所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C10)アルコキシから選ばれ;X4は(CH2)qであり、ここでqは1-6の整数であり、所望により(CH2)qの炭素-炭素単結合のいずれかが炭素-炭素二重結合で置き換えられていてもよく、かつ所望により(CH2)qの炭素原子のいずれかがR14で置換されていてもよく、かつ所望により(CH2)qの炭素原子のいずれかがR15で置換されていてもよく;mは0-8の整数であり、所望により(CH2)mの炭素-炭素単結合のいずれか(この結合の両炭素原子は互いに結合し、かつ(CH2)m鎖の他の炭素原子に結合している)が炭素-炭素二重結合または炭素-炭素三重結合で置き換えられていてもよく、かつ所望により(CH2)mの炭素原子のいずれかがR17で置換されていてもよく;R12は、水素または(C1-C6)直鎖または分枝鎖アルキル、(C3-C7)シクロアルキル(ここで炭素原子のうち1個が所望により窒素、酸素またはイオウで置き換えられていてもよい);ビフェニル、フェニル、インダニルおよびナフチルから選ばれるアリール;チエニル、フリル、ピリジル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリルおよびキノリルから選ばれるヘテロアリール;フェニル-(C2-C6)アルキル、ベンゾヒドリルおよびベンジルから選ばれる基であり、R12が水素でない場合にR12上の結合点は炭素原子であり、アリールおよびヘテロアリール基、ならびにベンジル、フェニル-(C2-C6)アルキルおよびベンゾヒドリルのフェニル部分は、所望により1個または2個以上の置換基で置換されていてもよく、これらの置換基は独立してハロ、ニトロ、所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C10)アルキル、所望により1-3個のフッ素原子で置換された(C1-C10)アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ、から選ばれ;ベンゾヒドリルのフェニル部分のいずれかは所望によりナフチル、チエニル、フリルまたはピリジルで置き換えられていてもよく;R13は水素、フェニルまたは(C1-C6)アルキルであり;あるいはR12およびR13はそれらが結合している炭素原子と一緒に3-7個の炭素原子を含む飽和炭素環を形成し、その際スピロ環の結合点でなく、かつその隣でもない炭素原子のいずれかは所望により酸素、窒素またはイオウで置き換えられていてもよく;R14およびR15はそれぞれ独立して、水素、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ(=O)、シアノ、ヒドロキシ-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ、(C1-C6)アルコキシ、およびR12の定義に示した基から選ばれ;R16は、NHCH2R18、SO2R18、GR20CO2H、またはR12、R14およびR15のいずれかの定義に示したいずれかの基であり;R17は、オキシイミノ(=NOH)、またはR12、R14およびR15のいずれかの定義に示したいずれかの基であり;R18は(C1-C6)アルキル、水素、フェニルまたはフェニル(C1-C6)アルキルであり;Gは、CH2、窒素、酸素、イオウおよびカルボニルよりなる群から選ばれ;R20は、ピリミジニル、ベンゾオキサゾリル、2,3-ジヒドロ-3-オキソベンゾイソスルホナゾール-2-イル、モルホリン-1-イル、チオモルホリン-1-イル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、イソインドリル、イソキノリニル、フリル、ピリジル、イソチアゾリル、オキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、キノリル、チアゾリル、チエニル、ならびに次式の基:よりなる群から選ばれる単環式または二環式複素環であり、これらの式中のBおよびDは炭素、酸素および窒素から選ばれ、BおよびDのうち少なくとも一方は炭素以外のものであり;Eは炭素または窒素であり;nは1-5の整数であり;(CH2)nまたは(CH2)n+1の炭素のいずれかが所望により(C1-C6)アルキルまたは(C2-C6)スピロアルキルで置換されていてもよく、(CH2)nおよび(CH2)n+1の炭素原子のいずれか2個が炭素原子1個もしくは2個の結合により架橋しているか、または(CH2)nおよび(CH2)n+1のいずれか一対の隣接炭素原子がカルボニル含有環の員子ではない炭素原子1-3個と一緒に(C3-C5)縮合炭素環を形成してもよく;ただし(a)mが0である場合、R16およびR17のうち一方は存在せず、かつ他方は水素であり、(b)R3が式VIIIの基である場合、R14およびR15は同一炭素原子に結合することはできず、(c)R14およびR15が同一炭素原子に結合している場合、R14およびR15はそれぞれ独立して、水素、フッ素、(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ-(C1-C6)アルキル、および(C1-C6)アルコキシ-(C1-C6)アルキルから選ばれるか、またはR14およびR15はそれらが結合している炭素と一緒に、それらが結合している窒素含有環を含むスピロ化合物を形成する(C3-C6)飽和炭素環を形成し、(d)R12およびR13は両方が水素ではあり得ず、(e)R14またはR15が環窒素原子に隣接するX4または(CH2)yの炭素原子に結合している場合、R14またはR15はそれぞれ結合点が炭素原子である置換基でなければならず、(f)R14、R15、R16およびR17はいずれもR13と環を形成することができない];あるいは(b)上記の状態を治療または予防するのに有効な量の次式の化合物またはそれらの薬剤学的に許容しうる塩類:[式中のWはYまたはX(CH2)nであり;Yは、所望により置換・・・
IPC (11件):
A61K 31/135 ACP ,  A61K 31/38 ,  A61K 31/40 ,  A61K 31/425 ,  A61K 31/435 ,  A61K 31/445 ,  A61K 31/47 ,  C07D207/14 ,  C07D211/56 ,  C07D333/20 ,  C07D453/02
引用特許:
審査官引用 (3件)

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